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ジェネパ Research Memo(3):自社運営の通販サイト「リコメン堂」を運営するECマーケティング事業が主力

*13:03JST ジェネパ Research Memo(3):自社運営の通販サイト「リコメン堂」を運営するECマーケティング事業が主力
■ジェネレーションパス<3195>の事業概要

同社グループの事業は、ジェネレーションパス<3195>及び連結子会社である(株)トリプルダブル、中国の青島新綻紡貿易とその子会社である青島新嘉程家紡(有)とNEW FIBER LAO SOLE CO.,LTD.、カンナートとその子会社の(株)フォージ、Genepa Vietnamの計8社で構成されており、ECサイトで商品販売を行う「ECマーケティング事業」、マーケティングデータを基に商品の企画サポートを行う「商品企画関連事業」、子会社トリプルダブルがソフトウェアの受託開発及びシステム開発を行う「その他事業」を展開する。

1. ECマーケティング事業
ECマーケティング事業は、同社グループが直接運営するECサイト「リコメン堂」などを通じて一般消費者向けに商品販売を行う「マーケティング事業」と、同社グループの各種マーケティング機能を、ECサイト運営を検討中もしくは既に運営しているクライアント企業向けにサービス提供する「ECサポート事業」とに分けられる。同社売上高の約8割を占める中核事業である。

(1) マーケティング事業
マーケティングの基礎となるビッグデータを、同社グループが運営するECサイト「リコメン堂」のほか、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールやインターネット全体から収集・分析し、同社グループと取引のあるメーカー及び卸売業者から提案された商品について、消費者の購買につながる可能性の高いキーワード、商品画像、価格等を設定し、同社グループECサイトで販売を行う事業である。

同社グループは、特定のECプラットフォームに特化したアプローチを行う「EPO」という独自かつ汎用性のあるマーケティング手法を活用し、インテリア、ファッション、美容コスメ、スポーツ、キッズ・ベビー、家電、食品、日用品など、幅広いジャンルの商品を取り扱っている。店舗については「リコメン堂」の屋号で、ジャンル別に複数のECモールにまたがり、2024年10月末時点で計76店舗が出店し、パートナー企業数は1,008社、取扱商品数は222万点を超える。足元でも店舗及びパートナー企業数及び取扱商品数は増加傾向にある。

(2) ECサポート事業
同社グループの各種マーケティング機能を、今後ECサイトの運営を検討、または既に運営している企業向けに提供する事業である。同社グループが獲得した各種マーケティングデータを活用し、戦略的なECサイトの構築及び運営代行や、対象となるECサイトに対して、売れる商品情報の提供、店舗デザインの編集、商品構成(選定)と最適な検索キーワード及び商品ページの作成、集客、顧客対応等の運営支援を全般的に行い、サービスとして提供する。

(3) Web制作・開発事業
キャンペーンやプロモーションの戦略立案からWeb制作、システム開発・運用までを各分野のスペシャリストがワンストップで行うほか、コンテンツ運用やマーケティングサポート、顧客集客、保守管理などを、一括受託または共同事業として展開し、事業開発を総合的にサポートする。

2. 商品企画関連事業
ECマーケティング事業で培ったマーケティング手法「EPO」とMIS※の分析データを基に、売れ筋となる見込み商材の試作品作成から商品試験等のテストを行い開発・製造を行う事業であり、クライアントのニーズに応えるOEM商品の提案及び企画・開発を、生産から納品まで一貫したサービスで提供する。具体的には、売れ筋データ分析によるメーカーへの新規商品の企画提案、高品質かつ高採算商品の製造のための海外工場との直接連携による生産管理体制の構築、同社マーケティング事業及びインターネット市場全体の分析による実店舗への情報提供及び商品提供を行う。D2C商品の家電ブランドである「s!mplus(シンプラス)」では、売れ筋データ分析等からニーズの高い個性を生かした生活家電製品を国内外の有力メーカーと協力して展開している。また、寝具ブランド「with core(ウィズコア)」及び「kakushing(カクシング)」においては、特許取得を軸に機能性繊維を活用した新しい商品の展開を行っている。これらのD2C商品は生産から納品まで一貫して行うために自社工場及び東南アジアの提携工場ネットワークを活用しており、自社QC(Quality Control:品質管理)スタッフや同社提携QCがこれらの工場を巡回して品質を管理・改善し、デザインから機能開発・商品化を行う。

※ MIS(Marketing Information System):自社店舗だけでなくWeb全体からマーケティングの基礎となるビッグデータを収集して分析を行うシステム。

3. その他
2024年10月期より、量的な優先順位が低くなったことから、これまで単独の報告セグメントに分類していた「受託開発事業」を「その他」セグメントに含めることとした。子会社のトリプルダブルがソフトウェアの受託開発及び保守業務に関する事業を展開しており、主に国・大学・企業の研究所との共同研究を通じた、システム開発及びその支援・保守業務を行う。また、非物販事業としてメディア事業を展開し、「イエコレクション(IECOLLE)」ブランドで実施するインテリア情報など、ECマーケティングデータを活用したメディア関連・情報発信業務はECマーケティング事業のUSP事業に統合された。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)




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