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東証グロ-ス指数は4日続伸、新興市場選好続く
2025/07/09 16:30
*16:30JST 東証グロ-ス指数は4日続伸、新興市場選好続く
東証グロース市場指数 959.86 +12.61/出来高 3億7012万株/売買代金 2281億円東証グロース市場250指数 740.75 +8.46/出来高 1億6241万株/売買代金 1435億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって4日続伸。値上がり銘柄数は405、値下がり銘柄数は157、変わらずは45。
前日8日の米株式市場でダウ平均は続落。トランプ大統領が新たに設定した上乗せ関税分の猶予期限8月1日の延長を認めない方針を示したため警戒感が広がり株価の重しとなった。一方、ナスダック総合指数は人工知能(AI)関連の強い需要期待が根強く下値を支え、かろうじてプラス圏で取引を終えた。
今日のグロ-ス市場は買いが優勢の堅調な展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は1.06%高となった。昨日の米株式市場でハイテク株や半導体関連株が上昇したことが安心感となり、今日の東京市場は買いが先行した。ただ、トランプ米政権の関税政策の不透明感が引き続き懸念材料となる中、東証プライムの主力株には物色の矛先を向けにくく、朝方買われた主力半導体関連株が買い一巡後に伸び悩むと、新興市場に投資資金が向かいやすい状況となった。東証グロース市場指数は昨日、安値寄りの高値引け(陽の丸坊主)で大幅高となるなど、新興市場はこのところ物色意欲が強い相場展開となっているが、今日も引き続き新興市場が選好され、東証グロース市場指数は高値引けとなった。
個別では、郵便局掲示物のUX検証とガイドライン案を策定し実証実験を通じて掲示の最適化検討を支援したと発表したモンスターラボ<5255>、暗号資産への投資事業を開始すると発表したTORICO<7138>、東芝ITサービスにNetStare Cloudを提供すると発表したセキュアヴェ<3042>、引き続きアジア最大級のAIスーパークラスター構築が手掛かりとなったデータセク<3905>が上げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やタイミー<215A>が上昇。値上がり率上位には、ウェッジHD<2388>、アクセルM<3624>などが顔を出した。
一方、25日線や75日線が上値を阻む形となったフリー<4478>、前日大幅高の反動安となったハートシード<219A>、2日につけた高値を上抜けず手仕舞い売りがかさんだキッズスター<248A>、25日線が上値抵抗線として作用したGreenB<3913>が下げた。時価総額上位銘柄では、Syns<290A>やBUYSELL<7685>が下落。値下がり率上位には、技術承継機構<319A>、DELTA-P<4598>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 2388|ウェッジHD | 115| 30| 35.29|
2| 5255|モンスターラボ | 216| 50| 30.12|
3| 3624|アクセルM | 133| 22| 19.82|
4| 7359|東京通信G | 516| 80| 18.35|
5| 3905|データセク | 3390| 504| 17.46|
6| 7694|いつも | 1337| 192| 16.77|
7| 2586|フルッタ | 395| 55| 16.18|
8| 5575|Globee | 1185| 162| 15.84|
9| 7138|TORICO | 743| 100| 15.55|
10| 6085|アキテクツSJ | 295| 37| 14.34|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 248A|キッズスター | 1856| -134| -6.73|
2| 319A|技術承継機構 | 5910| -350| -5.59|
3| 4598|DELTA-P | 710| -35| -4.70|
4| 3692|FFRI | 5530| -270| -4.66|
5| 4597|ソレイジア | 42| -2| -4.55|
6| 281A|インフォメティス | 1045| -46| -4.22|
7| 3913|GreenBee | 1110| -45| -3.90|
8| 4478|フリー | 3605| -130| -3.48|
9| 5242|アイズ | 1655| -57| -3.33|
10| 6232|ACSL | 1329| -45| -3.28|
<SK>
東証グロース市場指数 959.86 +12.61/出来高 3億7012万株/売買代金 2281億円東証グロース市場250指数 740.75 +8.46/出来高 1億6241万株/売買代金 1435億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって4日続伸。値上がり銘柄数は405、値下がり銘柄数は157、変わらずは45。
前日8日の米株式市場でダウ平均は続落。トランプ大統領が新たに設定した上乗せ関税分の猶予期限8月1日の延長を認めない方針を示したため警戒感が広がり株価の重しとなった。一方、ナスダック総合指数は人工知能(AI)関連の強い需要期待が根強く下値を支え、かろうじてプラス圏で取引を終えた。
今日のグロ-ス市場は買いが優勢の堅調な展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は1.06%高となった。昨日の米株式市場でハイテク株や半導体関連株が上昇したことが安心感となり、今日の東京市場は買いが先行した。ただ、トランプ米政権の関税政策の不透明感が引き続き懸念材料となる中、東証プライムの主力株には物色の矛先を向けにくく、朝方買われた主力半導体関連株が買い一巡後に伸び悩むと、新興市場に投資資金が向かいやすい状況となった。東証グロース市場指数は昨日、安値寄りの高値引け(陽の丸坊主)で大幅高となるなど、新興市場はこのところ物色意欲が強い相場展開となっているが、今日も引き続き新興市場が選好され、東証グロース市場指数は高値引けとなった。
個別では、郵便局掲示物のUX検証とガイドライン案を策定し実証実験を通じて掲示の最適化検討を支援したと発表したモンスターラボ<5255>、暗号資産への投資事業を開始すると発表したTORICO<7138>、東芝ITサービスにNetStare Cloudを提供すると発表したセキュアヴェ<3042>、引き続きアジア最大級のAIスーパークラスター構築が手掛かりとなったデータセク<3905>が上げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やタイミー<215A>が上昇。値上がり率上位には、ウェッジHD<2388>、アクセルM<3624>などが顔を出した。
一方、25日線や75日線が上値を阻む形となったフリー<4478>、前日大幅高の反動安となったハートシード<219A>、2日につけた高値を上抜けず手仕舞い売りがかさんだキッズスター<248A>、25日線が上値抵抗線として作用したGreenB<3913>が下げた。時価総額上位銘柄では、Syns<290A>やBUYSELL<7685>が下落。値下がり率上位には、技術承継機構<319A>、DELTA-P<4598>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 2388|ウェッジHD | 115| 30| 35.29|
2| 5255|モンスターラボ | 216| 50| 30.12|
3| 3624|アクセルM | 133| 22| 19.82|
4| 7359|東京通信G | 516| 80| 18.35|
5| 3905|データセク | 3390| 504| 17.46|
6| 7694|いつも | 1337| 192| 16.77|
7| 2586|フルッタ | 395| 55| 16.18|
8| 5575|Globee | 1185| 162| 15.84|
9| 7138|TORICO | 743| 100| 15.55|
10| 6085|アキテクツSJ | 295| 37| 14.34|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 248A|キッズスター | 1856| -134| -6.73|
2| 319A|技術承継機構 | 5910| -350| -5.59|
3| 4598|DELTA-P | 710| -35| -4.70|
4| 3692|FFRI | 5530| -270| -4.66|
5| 4597|ソレイジア | 42| -2| -4.55|
6| 281A|インフォメティス | 1045| -46| -4.22|
7| 3913|GreenBee | 1110| -45| -3.90|
8| 4478|フリー | 3605| -130| -3.48|
9| 5242|アイズ | 1655| -57| -3.33|
10| 6232|ACSL | 1329| -45| -3.28|
<SK>




