フィスコニュース
押し目狙いのタイミングを見極める
2025/07/22 08:32
*08:32JST 押し目狙いのタイミングを見極める
22日の日本株市場は、売り優勢の展開になりそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。21日の米国市場はNYダウが19ドル安、ナスダックは78ポイント高だった。金利低下や主要企業決算への期待に買われる一方で、米政府報道官が8月1日にはさらなる関税書簡を送付する計画を明らかにすると、NYダウは下落に転じた。
シカゴ日経225先物は大阪比40円安の39790円。円相場は1ドル=147円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。注目された20日投開票された参議院選挙では、与党が過半数割れとなった。8月1日に期限を迎える日米通商協議に支障が出るリスクが高まるとの見方から、神経質な相場展開になりそうだ。ただし、日経225先物は祝日取引で一時39930円まで買われる場面もみられた。終値は日中比10円安の39820円だったが、売り仕掛け的な動きがそれほど強まらなかったことで、いったんはアク抜けが意識される可能性がありそうだ。
また、海外勢の買い越し基調が続くなか、大きく売られる局面があれば、押し目狙いの好機といった見方に向かわせそうだ。また、8月1日に期限を迎える米関税の行方に市場の関心が集まりやすいと考えられ、売り方においても積極的には仕掛けにくいと考えられる。積極的な買いについても限られるだろうが、関税の影響を受けにくいAI関連などテーマ性のある中小型株などには短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。
そのほか、国内においても決算発表シーズンに入ることで、業績面を手掛かりとした日替わり物色に向かわせやすい。関税の影響から先行きに慎重な見通しを示してくる企業が増えそうであるが、成長期待の大きい、AI関連などにはリスク回避的な資金が向かいやすい面もありそうだ。
<AK>
22日の日本株市場は、売り優勢の展開になりそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。21日の米国市場はNYダウが19ドル安、ナスダックは78ポイント高だった。金利低下や主要企業決算への期待に買われる一方で、米政府報道官が8月1日にはさらなる関税書簡を送付する計画を明らかにすると、NYダウは下落に転じた。
シカゴ日経225先物は大阪比40円安の39790円。円相場は1ドル=147円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。注目された20日投開票された参議院選挙では、与党が過半数割れとなった。8月1日に期限を迎える日米通商協議に支障が出るリスクが高まるとの見方から、神経質な相場展開になりそうだ。ただし、日経225先物は祝日取引で一時39930円まで買われる場面もみられた。終値は日中比10円安の39820円だったが、売り仕掛け的な動きがそれほど強まらなかったことで、いったんはアク抜けが意識される可能性がありそうだ。
また、海外勢の買い越し基調が続くなか、大きく売られる局面があれば、押し目狙いの好機といった見方に向かわせそうだ。また、8月1日に期限を迎える米関税の行方に市場の関心が集まりやすいと考えられ、売り方においても積極的には仕掛けにくいと考えられる。積極的な買いについても限られるだろうが、関税の影響を受けにくいAI関連などテーマ性のある中小型株などには短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。
そのほか、国内においても決算発表シーズンに入ることで、業績面を手掛かりとした日替わり物色に向かわせやすい。関税の影響から先行きに慎重な見通しを示してくる企業が増えそうであるが、成長期待の大きい、AI関連などにはリスク回避的な資金が向かいやすい面もありそうだ。
<AK>




