フィスコニュース
売り方にとっては持ち高を調整しておきたいところ
2025/09/05 08:38
*08:38JST 売り方にとっては持ち高を調整しておきたいところ
5日の日本株市場は、買い先行で始まった後は押し目買い意欲の強い相場展開になりそうだ。4日の米国市場はNYダウが350ドル高、ナスダックは209ポイント高だった。ADP雇用統計や新規失業保険申請件数の弱い結果を受けて、利下げ期待が高まった。また、ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことで、米景気の底堅さが意識された。NY連銀のウィリアムズ総裁は、いずれ利下げが適切となるとの見解を示したことも材料視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比250円高の42880円、円相場は1ドル=148円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物のナイトセッションは一時42500円まで売られる場面もみられたが、米国市場の取引開始後に急伸し、終盤にかけて42920円まで買われた。節目の43000円が射程に入ってきたことで、売り方の買い戻しを誘う動きが意識されそうである。また、週末の米国では雇用統計の発表を控えているが、足もとで弱い雇用指標の発表が相次いでいることもあり、雇用統計の結果を受けて、利下げ観測が一段と高まる可能性はある。売り方にとっては持ち高を調整しておきたいところであろう。
そのため、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるだろうが、押し目狙いのスタンスで対応したいところである。トランプ米大統領は、日本との貿易交渉での合意を履行する大統領令に署名した。自動車関税も現在の27.5%から15%に引き下げる。予想されていたことではあるが、改めて材料視されやすく、トヨタ<7203>など自動車株への買い戻しを誘う動きが意識されそうである。
また、昨日はソフトバンクG<9984>やアドバンテスト<6857>、フジクラ<5803>などの強い動きが日経平均株価をけん引していた。ハイテク株やAI関連などへの資金流入が目立つ状況ではインデックスに絡んだ買いが断続的に入り、日経平均株価を大きく押し上げる傾向にある。昨日の物色の流れが続くようだと、43000円が射程に入ってくることになりそうである。
<AK>
5日の日本株市場は、買い先行で始まった後は押し目買い意欲の強い相場展開になりそうだ。4日の米国市場はNYダウが350ドル高、ナスダックは209ポイント高だった。ADP雇用統計や新規失業保険申請件数の弱い結果を受けて、利下げ期待が高まった。また、ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことで、米景気の底堅さが意識された。NY連銀のウィリアムズ総裁は、いずれ利下げが適切となるとの見解を示したことも材料視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比250円高の42880円、円相場は1ドル=148円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物のナイトセッションは一時42500円まで売られる場面もみられたが、米国市場の取引開始後に急伸し、終盤にかけて42920円まで買われた。節目の43000円が射程に入ってきたことで、売り方の買い戻しを誘う動きが意識されそうである。また、週末の米国では雇用統計の発表を控えているが、足もとで弱い雇用指標の発表が相次いでいることもあり、雇用統計の結果を受けて、利下げ観測が一段と高まる可能性はある。売り方にとっては持ち高を調整しておきたいところであろう。
そのため、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるだろうが、押し目狙いのスタンスで対応したいところである。トランプ米大統領は、日本との貿易交渉での合意を履行する大統領令に署名した。自動車関税も現在の27.5%から15%に引き下げる。予想されていたことではあるが、改めて材料視されやすく、トヨタ<7203>など自動車株への買い戻しを誘う動きが意識されそうである。
また、昨日はソフトバンクG<9984>やアドバンテスト<6857>、フジクラ<5803>などの強い動きが日経平均株価をけん引していた。ハイテク株やAI関連などへの資金流入が目立つ状況ではインデックスに絡んだ買いが断続的に入り、日経平均株価を大きく押し上げる傾向にある。昨日の物色の流れが続くようだと、43000円が射程に入ってくることになりそうである。
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