フィスコニュース


NYの視点:米12月消費者信頼感指数は予想外に悪化、労働市場への自信が後退、トランプ次期政権の政策を巡る不安も

*07:33JST NYの視点:米12月消費者信頼感指数は予想外に悪化、労働市場への自信が後退、トランプ次期政権の政策を巡る不安も
米コンファレンスボードが発表した12月消費者信頼感指数は104.7と、11月112.8から上昇予想に反し低下し、9月来で最低となった。現況は140.2と、11月141.4から低下した。期待は81.1と、11月93.7から低下し、7月来で最低となり、指数全体を押し下げた。

雇用、賃金やビジネスの先行きを巡る消費者の自信が後退した。また、コンファレンスボードの調査で、回答者のほぼ半数がトランプ次期大統領が提示している貿易不均衡是正のための他国に対する追加関税などによる影響で、生活費の上昇を警戒していることが明らかになった。

ミシガン大消費者信頼感指数では関税によるコスト高を警戒し、早めにものを購入する傾向が明らかになった。

■米12月消費者信頼感指数:104.7(11月112.8)
●追加関税(特別な質問)
生活費を押し上げる:46%
米国内雇用を創出:21%

●雇用
十分:37.0(33.6、23年12月40.4)
不十分:48.2(51.2、46.5)
困難:14.8(15.2、13.1)

6か月後
増加:19.1%(22.8%、17.6%)
減少:21.3%(17.9%、18.4%)
不変:59.6(59.3%、64.0%)
所得
増加:17.2%(20.7%、18.3%)
減少:14.3%(12.1%、13.6%)
不変:68.5%(67.2%、68.1%)

先週開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で発表された連邦準備制度理事会(FRB)メンバーの金利見通しでも一部メンバーが追加関税の影響を含め2025年度の中間予想は3.875%と、前回予想の3.375%から大幅に引き上げられた。2026年度は3.375%と、前回の2.875%から上昇。2027年度は3.125%と、2.875%から引き上げられた。長期は3%と、2.875%から引き上げ。

ただ、第1次トランプ政権において、追加関税がインフレにつながった証拠はない。追加関税が貿易不均衡是正に向けた交渉材料に使用されるに過ぎず、逆に、米国経済にとりプラス材料になる可能性が強いと見る。来年、不透明感が払しょくされるにつれ、消費者信頼感も回復が予想される。



<CS>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/01/09 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,969 銘柄
1,312 銘柄   売り
 
 
 
6098 リクルートH 売り転換
6861 キーエンス 売り転換
8316 三井住友FG 買い転換
8001 伊藤忠商事 売り転換
8031 三井物産 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS