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NYの視点:米1月雇用統計:労働市場の底堅さ示す見通し

*08:34JST NYの視点:米1月雇用統計:労働市場の底堅さ示す見通し
米労働省が発表する1月雇用統計で、エコノミストの平均予想で非農業部門雇用者数が+17万人と、12月+25.6万人から伸び鈍化、失業率は4.1%で変わらずとの見通しとなっている。

JOLT求人件数の減少やISM非製造業景況指数が大幅に予想を下回ったため労働市場の減速で追加利下げ観測が強まった。コンファレンスボードが発表した1月消費者信頼感指数で、エコノミストが労働市場動向を判断するうえで注視している雇用が「十分」と「困難」の差は16.2と4月来で最小。12月の22.2、前年の31.7をそれぞれ下回り、労働市場の減速を示唆した。

一方、雇用統計の先行指標のひとつ民間部門の雇用者数を示す1月ADP雇用統計は+18.3万人となった。伸びは12月+17.6万人から鈍化予想に反し、加速し11月来で最高となった。米国経済の7割を消費が占めるため注目されるサービスセクター、米供給管理協会(ISM)が発表した1月ISM非製造業景況指数の雇用は52.3と、51.3から上昇し、23年9月来で最高となった。活動の拡大となる50を4カ月連続で維持。また、ISM製造業の雇用は50.3と予想外に昨年5月来の50台と活動拡大域を回復した。週次の失業保険申請件数も20万件前後と歴史上でも低水準を維持しており、労働市場の底堅い証拠も見られる。

■1月雇用先行指標
●ADP雇用統計:+18.3万人
(予想:+15万人、12月:+17.6万人←+12.2万人)
●ISM製造業雇用:50.3(12月45.4)
●ISM非製造業雇用:52.3(12月51.3)

●コンファレンスボード消費者信頼感指数
現在の業況
雇用
十分:33.0(12月37.1、前年同月42.7)
不十分:50.2(48.0、46.3)
困難:16.8(14.9、11.0)
6カ月後
雇用:
増加:19.4(19.8、15.6)
減少:20.3(20.3、16.7)
不変:60.3(59.9、67.7)
所得
増加:18.3(19.0、17.1)
減少:11.9(12.1、12.5)
不変:69.80(68.9、70.4)

■市場予想
・米・非農業部門雇用者数:予想:+17万人、12月:+25.6万人)
・米・失業率:予想:4.1%、12月4.1%)
・米・平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.8%、12月:+0.3%、+3.9%)




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