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NYの視点:米4月NY連銀消費者調査:短中期のインフレ期待は上昇、長期は抑制

*07:46JST NYの視点:米4月NY連銀消費者調査:短中期のインフレ期待は上昇、長期は抑制
NY連銀が発表した4月消費者世論調査の結果で、今後12カ月のインフレ期待は3.63%と、3月3.58%から上昇し、23年9月来で最高となった。3年先インフレ期待は3.17%と、22年7月来の高水準となった。一方で、5年先は2.74%と、2.86%から低下し年初来で最低となった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が指摘した通り、関税の影響で短期のインフレ期待が上昇したが、長期インフレ期待は引き続き抑制されている証拠となった。

また、中間の賃金の伸びの予想は0.2%低下の2.6%と、2021年4月来で最低となり、労働市場減速も示唆された。

今後3カ月で最低額の債務支払いが不可能になるとの回答は13.94%と、13.59%から上昇。信用市場ひっ迫を示唆し、リスクとなる。

FRBは5月月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を据え置き、利下げを急がない姿勢を示した。同時に、インフレ上昇や失業率の上昇リスク上昇に言及しており、金融当局者もスタグフレーションを注視している模様。短期金融市場では年内の利下げ確率が2回超に低下した。今後の景気やインフレ動向次第で大きく振れる可能性は除外できない。

■米4月NY連銀調査
●インフレ期待
1年:3.63%(3月3.58%)
3年:3.17%(3%)
5年:2.74%(2.86%)

●今後3カ月で最低額の債務支払いが不可能になる13.94%(13.59%)
●1年先のガソリン価格:+3.48%
●1年先の食品価格:5.08%
●1年先の医療コスト:8.73%
●1年先の大学の学費:9.09%
●1年先の賃貸:9.02%



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