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NYの視点:米5月JOLT求人件数は予想外に増加、6か月ぶり高水準も減速の証拠も

*08:14JST NYの視点:米5月JOLT求人件数は予想外に増加、6か月ぶり高水準も減速の証拠も
米国労働統計局が発表した5月JOLT求人件数は776.9万件と、4月739.5万件から減少予想に反し増加し、昨年11月来で最高となり、労働市場が底堅いあらたな証拠となった。ホスピタリティセクターでの求人件数の増加が全体指数を押し上げ。金融、へルスケア、物流で小幅増。製造業の雇用は2016年来で最低となった。

同時に採用率は3.4%と、3.5%から低下し、パンデミック以降で最低水準に近づいた。強い経済の中での採用率は、3.7%から4%とされているため、労働市場の減速の証拠とも見られる。

雇用削減は18.8万件減少。雇用削減率は4月1.1%から1%へ低下した。企業は新規採用と同時に、従業員解雇にも消極的な姿勢が再表明された。失業保険継続受給者数も21年11月来の高水準に達し、失業者の再就職がより困難となっている証拠となった。

雇用者の労働市場への自信を示すと注目される自主的退職率は2.1%と、4月2.0%から上昇したことは市場にとり好感材料となる。

1人の失業者に対する求人件数の割合は1.074件と1.032件から上昇。求人件数が失業者数を上回っている限り、労働市場は底堅く、景気後退はないと考えられている。ただ、パンデミック前の1.2は下回っている。今後、失業者数が求人件数を上回ると景気後退入りの確率が上昇することになるため注目が集まる。

■5月労働市場ダッシュボード
求人件数:4.6%(予想4.4%、4月4.4%)
雇用削減率:1.0%(4月1.1%)
自主的退職率:2.1%(4月2.0%)
採用率:3.4%(4月3.5%)
失業率:4.2%(4月4.2%)
不完全雇用率(U6):7.8%(4月7.8%)
非農業部門雇用者数:+13.9万人(4月+14.7万人←17.7万人)
平均時給:前月比+0.4%、前年比+3.9%(4月+0.2%、+3.9%)



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