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NYの視点:トランプ米大統領によるパウエルFRB議長解任は困難、財務長官は回避試みる

*07:52JST NYの視点:トランプ米大統領によるパウエルFRB議長解任は困難、財務長官は回避試みる
トランプ大統領は現時点で連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を解任する可能性は非常に低いと言及した。一方で、一部議会議員は本部改修を巡りFRB議長が証言において、偽証したと非難。共和党の下院議員はパウエル議長の刑事告発を求める書簡を司法省に送付した。

ウォールストリートジャーナル紙報道によると、任期満了までの10カ月間を巡りパウエルFRB議長巡る混乱を回避する理由として、ベッセント米財務長官はトランプ大統領に、1.経済や市場に影響を与える可能性、2.FRBはすでに年、後半にかけて利下げの軌道にあること。3.政治的、法律的な混乱を及ぼす可能性、などを説明したという。

経済は順調で、市場も大統領の政策を好感し、上昇している中、パウエルFRB議長解任の必要性はないとの考えを大統領にアドバイスしたと関係筋の話として明らかになった。さらに、FRBは年2回の利下げを示唆していると加えたという。任期満了前の解任は議長が政権を訴える可能性もあり、訴訟が議長の任期が満了となる来年春まで続く可能性も指摘。また、現在の法では、議長が解任された場合、バイデン大統領指名のジェファーソンFRB副議長が当面、暫定議長となることは、トランプ大統領が望んでいるとは考えられない。また、速やかな解任のチャレンジは議長の長期にわたる空席につながる可能性も指摘されている。8月は上院が夏季休暇で、次期議長を速やかに承認できる保証もない。

FRBではクーグラー理事の任期が来年1月、パウエルFRB議長の任期が来年5月に満了となる。トランプ大統領は、来年1年間で、1、2人の空席を埋めることが可能となる。パウエルFRB議長の進退を巡る憶測は根強いが現実的ではない。金利先安観は根強くドルの上値が抑制されると見る。



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