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NYの視点:米CPIでショックなく9月FOMCで大幅利下げの思惑も

*07:42JST NYの視点:米CPIでショックなく9月FOMCで大幅利下げの思惑も
米国労働統計局が発表した7月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%と、6月+0.3%から伸びが鈍化した。前年比は+2.7%と、予想外に6月と同水準にとどまった。食品や燃料コストの低下が指数を押し下げた。

●7月CPI一部項目
食料品:0%(6月+0.3%)
光熱費:-0.1%(+0.8%)
ガソリン価格:-2.2%(+1.0%)

連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している変動の激しい燃料や食品を除いたコアCPIは前月比+0.3%と、6月+0.2%から伸びが加速。前年比では+3.1%と、6月+2.9%から伸びが加速し2月来で最高となった。

想定通り過去数カ月ディスインフレをけん引してきた賃貸、航空運賃、医療などが上昇し、全体指数を押し上げた。航空運賃の前月比+4%は過去3年間で最大。歯科治療サービスは+2.6%と、過去最大の伸びを記録した。

FRBが特に注目している住居費を除いたコア指数は前月比+0.39%、

航空運賃:+4%
歯科治療サービス:+2.6%
住居費:+0.2%(+0.3%)
医療費:+0.7%(+0.5%)
中古車:+0.5%(-0.7%)

●関税影響項目
アパレル:+0.1%(+0.4%)
トマト:+3.3%(-1.5%)
コーヒー:+2.3%(+2.2%)
新車:0%(-0.3%)

コーヒー、トマト、写真機器などの価格上昇が関税の影響と見られているものの、関税がインフレを大幅に押し上げている明確な証拠は見られず。新車も6月のー0.3%からは伸び加速も横ばいにとどまった。

関税の影響で驚く程のインフレの加速が見られない限り、9月の利下げ軌道は変わらないと見られていたが、コアは上昇もショックとは捉えられず。結果を受け米短期金融市場では9月の利下げを96%織り込んだ。なお、市場の一部では昨年の9月と同様、0.5%の大幅利下げの憶測も強まりつつある。




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