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NYの視点:米8月消費者信頼感は7月から低下、労働市場への不安強く年後半の支出も低迷か

*07:43JST NYの視点:米8月消費者信頼感は7月から低下、労働市場への不安強く年後半の支出も低迷か
米コンファレンスボードが発表した8月消費者信頼感指数は97.4と、予想96.5を上回った。7月は98.7と、97.2から2月来の高水準に上方修正された。ただ、パンデミック前の水準を依然下回ったまま。現況は131.2と、7月の132.8から低下。4月来の低水準となった。期待は74.8と7月76から低下した。消費者の雇用や所得に対する懸念が反映されたと見られる。

雇用項目で「十分」は29.7と、29.9から低下。「困難」は20と、18.9から上昇。2カ月連続の上昇で、2021年来で最高と記録した。6か月先予想は「増加」が17.9と、18.0から低下、「困難」は55.3と56.9から低下した。所得は「増加」が18.3と、18.7から低下。「減少」は12.6と11.8から上昇した。

エコノミストが労働市場の状況を判断するうえで注目している「十分」29.7と、
「困難」20の差は9.7と21年2月来で最低。年初から低下基調にあり、労働市場の減速があらたに証明された。パンデミック前は30超えだった。7月雇用統計での雇用の伸びが予想を下回つたほか、5月、6月の雇用の大幅下方修正後、労働市場減速の実態が明らかになりつつある。

労働市場の不安から、休暇予定や裁量的な購入も減少傾向にある。割引などに、消費者はより敏感となっている。下半期の消費支出も低迷すると見られいる。米国経済の7割を占める消費の低迷は年後半の連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを正当化する可能性がある。

■8月消費者信頼感指数97.4(7月98.7)

現況:131.2(7月132.8)
期待:74.8(76)

◇雇用
十分:29.7(29.9)
不十分:50.3(52.1)
困難:20(18.9)

6か月先
増加:17.9(18.0)
減少:26.8(25.1)
困難:55.3(56.9)

所得
増加:18.3(18.7)
減少:12.6(11.8)
不変:69.1(69.5)
所得指数:5.7(6.9)
◇ビジネス環境
良好:22.0(20.5)
悪化:14.2(13.6)
普通:63.8(65.9)
6か月先
改善:19.5(19.0)
悪化:21.9(22.7)
変わらず:58.6(58.3)
◇インフレ期待
12カ月:6.2(5.7)




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