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NYの視点:米8月雇用統計先行指標、9月FOMCで50BPの利下げ強まる可能性も

*07:45JST NYの視点:米8月雇用統計先行指標、9月FOMCで50BPの利下げ強まる可能性も
米労働省が発表する8月雇用統計では非農業部門雇用者数が+7.5万人と7月の+7.3万人から伸び若干加速する見通しとなっている。しかし、4カ月連続で伸びが10万を割り込む公算。失業率は4.3%と、7月4.2%から上昇する見込み。米雇用統計では修正値にも焦点が集まる。雇用統計の先行指標も統計が低調な結果となる可能性を示唆。結果次第で、9月連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bps)の利下げ観測が強まる可能性もある。

雇用統計の先行指標のひとつ民間雇用者数を示すADP雇用統計の8月分は+5.4万人と、伸びは予想を下回り、7月+10.6万人から鈍化した。遅行指標の雇用統計に比べて最新の労働市場の状況をより正確にあらわすと注目される新規失業保険申請件数も11週ぶりの高水準に達した。米供給管理協会(ISM)製造業の雇用は43.8と7カ月連続で50を割り込む活動縮小圏。また、米国経済でとくに重要なISM非製造業での雇用も3カ月連続で活動縮小圏で推移した。

コンファレンスボードが発表したエコノミストが労働市場の状況を判断するうえで注目している「十分」29.7と、「困難」20の差は9.7と21年2月来で最低。年初から低下基調にあり、労働市場の減速のさらなる証拠となった。パンデミック前は30超えだった。労働市場の不安から、裁量的な購入も減少傾向にある。割引などに、消費者はより敏感となっている。下半期の消費支出も低迷すると見られいる。

■8月雇用先行指標
●ADP雇用統計:+5.4万人
(予想:+6.8万人、7月:+10.6万人←+10.4万人)
●ISM製造業雇用:43.8(7月43.4)
●ISM非製造業雇用:46.5(7月46.4)

●コンファレンスボード消費者信頼感指数

◇雇用
十分:29.7(29.9)
不十分:50.3(52.1)
困難:20(18.9)

6か月先
増加:17.9(18.0)
減少:26.8(25.1)
困難:55.3(56.9)

所得
増加:18.3(18.7)
減少:12.6(11.8)
不変:69.1(69.5)
所得指数:5.7(6.9)

■市場予想
・米・非農業部門雇用者数:予想:+7.5万人、7月:+7.3万人)
・米・失業率:予想4.3%、7月:4.2%
・米・平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.8%、7月:+0.3%、+3.9%)




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