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NYの視点:米労働市場の下方リスク上昇VSインフレサプライズなく、米利下げ確率は変わらず

*07:47JST NYの視点:米労働市場の下方リスク上昇VSインフレサプライズなく、米利下げ確率は変わらず
米連邦準備制度理事会(FRB)が16日、17日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策判断の材料となる最新の8月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%と、7月+0.2%から予想以上に加速し、1月来の高水準となった。前年比では+2.9%と、7月+2.7%から予想通り加速し、1月来で最高。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレを判断するうえで注視している燃料、食品を除いたコア指数は前月比+0.3%と、予想通り7月と同水準。前年比は+3.1%と、やはり予想通り7月と同水準にとどまった。FRBが重要視している住宅を除いたコアのサービスは減速。医療ケアやレンタカーが下落し指数を押し下げ、利下げを後押しする。

FRBの警戒をよそに関税によるインフレの急伸は見られず。一方で、労働市場の減速が明らかになりつつある。米7月、8月雇用統計が低調な結果となったことに加えて、5月、6月の大幅下方修正。さらに、別の基準で計算される3月までの年間雇用者数も91.1万人下方修正されたことに続き、週次の失業保険申請件数は2021年来の高水準に達した。

パウエルFRB議長の指摘通り、リスクバランスの変化が見られる。関税が影響しインフレは高止まりも、サービスインフレの低下が相殺し、際立った急伸は見られず。一方で、労働市場は従来想定されていた程、強くないことが明かになりつつある。短期金融市場では9月連邦公開市場委員会(FOMC)の0.25%利下げを100%織り込んだ。一部では0.5%利下げ要請も見られる。




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