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NYの視点:FOMCは1年ぶり利下げ、速やかな利下げには消極的でタカ派利下げ

*07:44JST NYの視点:FOMCは1年ぶり利下げ、速やかな利下げには消極的でタカ派利下げ
連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り、政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.25%引き下げ4.00-4.25%に決定した。労働市場の下方リスクが上昇したことが指摘された。11対1で決定。新たに加わったミラン理事が0.5%の利下げを支持し、反対票に投じた。また、スタッフ予測では年あと2回の利下げを予想していることが明かになった。声明で、労働市場の判断が「労働市場は鈍化し、失業率は小幅上昇したが依然低い」と、前回の「失業率は依然低く、労働市場状況は依然堅調」から下方修正された。また、「2つの責務において、目標達成における両方のリスクに注視する」とした前回の文言に「雇用の下方リスクが上昇したと判断」と加えた。バランスリスクのシフトで委員会は利下げを決定したと言及。

同時に、反対票に投じたのはミラン理事のみとなり、前回0.25%の利下げを支持し反対票に投じたウォラー理事やボウマン副議長は決定を支持した。また、ミラン理事が主張した0.5%利下げには広い支持が得られなかったことを、議長は会見で明らかにした。FRBは利下げペース拡大には依然慎重な姿勢が示され、タカ派利下げとなった。また、FRBの見解相違はより拡大したことが明かになった。

◇年内金利予想
1メンバー:利下げなし
6メンバー:1回の利下げ
2メンバー:2回の利下げ
9メンバー:3回利下げ
1メンバー:150BPCの利下げ

◇前回声明との相違点

◆労働市場:鈍化し、失業率は小幅上昇したが依然低い(前回:失業率は依然低く、労働市場状況は依然堅調
◆2つの責務:2つの責務の目標達成において両方のリスクに注視し、雇用の下方リスクが上昇したと判断(前回:2つの責務の目標達成において両方のリスクに注視する)
◆リスク:バランスリスクのシフト
◆経済判断:最近の指標は上半期の経済活動の伸びが緩やかになったことを示唆
(前回:純輸出の変動がデータに影響したが、最近の指標は上半期の経済活動の伸びが緩やかになったことを示唆
◆反対票:1票・ミラン理事(前回:2票、ウォラーFRB理事、ボウマンFRB副議長)



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