フィスコニュース


後場に注目すべき3つのポイント~大型連休の谷間でポジション調整の売買中心

*12:29JST 後場に注目すべき3つのポイント~大型連休の谷間でポジション調整の売買中心
2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は小幅反発、大型連休の谷間でポジション調整の売買中心
・ドル・円はしっかり、介入観測もドル買戻し
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位は第一三共<4568>

■日経平均は小幅反発、大型連休の谷間でポジション調整の売買中心

日経平均は小幅反発。前日比25.66円高(+0.07%)の38299.71円(出来高概算7億株)で前場の取引を終えている。

1日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は87.37ドル高(+0.23%)の37903.29ドル、ナスダックは52.34ポイント安(-0.33%)の15605.48、S&P500は17.30ポイント安(-0.34%)の5018.39で取引を終了した。

民間部門の雇用統計が予想を上回りまちまちで寄り付いた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え様子見気配が強まる中、3月JOLT求人件数や4月ISM製造業景況指数が予想を下回ったため長期金利低下に連れ相場は堅調に推移した。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで予想通り政策金利据え置きを決定、利下げが遅れる可能性を示唆したもののパウエル議長が「次の行動が利上げになる可能性が少ない」としたため利上げへの脅威が後退し、買戻しが加速した。終盤にかけて失速しダウは上げ幅を縮小、ナスダックは再びマイナス圏に落ち込みまちまちで終了。

米国株は高安まちまちだったが、為替が海外時間で一時1ドル153円台まで円高ドル安が進むなど荒い値動きとなったことから、東京市場は売り優勢で取引を開始。寄付き後の日経平均は38000円を割り込む場面も見られたが、為替の落着きを受けて、売り一巡後は徐々に下げ幅を縮小。大型連休の谷間で参加者が少なくポジション調整の売買に留まったことも奏功し、切り返す展開となった。

日経平均採用銘柄では、決算発表前ということで思惑が先行し、住友商事<8053>、三菱商事<8058>が買われたほか、三井物産<8031>、豊田通商<8015>、伊藤忠<8001>も強い。また、レーザーテック<6920>、関西電力<9503>、第一三共<4568>も買われたほか、築地再開発発表を受けて、三井不動産<8801>も上昇した。

一方、住友ファーマ<4506>が大幅安となったほか、TDK<6762>、村田製作所<6981>がさえない。また、前日比で為替の円高ドル安が進んだことから、マツダ<7261>、いすゞ自動車<7202>、SUBARU<7270>など自動車関連も売られた。

業種別では、卸売業、電気・ガス業、不動産業、保険業、医薬品などが上昇した一方、海運業、銀行業、ガラス・土石製品、化学、空運業などが下落した。

大型連休の谷間や、足元の為替動向が慌ただしいことなどから、日本株を積極的に売買する動きは引き続き手控えられている。引き続き日経平均やTOPIXは前日終値水準でのもみ合いとなり、決算発表銘柄に関心は集中しそうだ。後場は、13時に三菱商事、14時にリコーリース<8566>などが決算を発表する予定だ。丸紅<8002>、住友商事も本日決算発表を予定しているため、前場同様、後場も商社株に関心が向かいそうだ。

■ドル・円はしっかり、介入観測もドル買戻し

2日午前の東京市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、154円25銭から156円28銭まで値を上げた。日本の為替介入とみられる円買いが下押ししたが、米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め的な政策の継続をにらみ、ドルの買戻しが強まった。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円25銭から156円28銭、ユーロ・円は165円31銭から167円38銭、ユーロ・ドルは1.0707ドルから1.0720ドル。

■後場のチェック銘柄

・Green Earth Institute<9212>、FRS<9423>の、2銘柄がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位は第一三共<4568>

■経済指標・要人発言

【経済指標】

・日・4月マネタリーベース:前年比+2.1%(3月:前年比+1.6%)
・豪・3月貿易収支:+50.24億豪ドル(予想:+73.0億豪ドル、2月:+65.91億豪ドル←+72.8億豪ドル)

【要人発言】

・神田財務官
「為替介入の有無は今お話しできることはない」

・日銀金融政策決定会合議事要旨(3月18-19日分)
「時間をかけてゆっくりと着実に金融正常化を進めることが適当」
「国債買入れ、今後は能動的な金融政策手段として用いない」(何人かの委員)

<国内>
・特になし

<海外>
・15:30 スイス・4月消費者物価指数(前年比予想:+1.1%、3月:+1.0%)



<CS>

東京為替:ドル・円は高止まり、アジア株高で [注目トピックス 市況・概況] 2024/09/23 13:11
東京為替:ドル・円は堅調、円売り地合い継続 [注目トピックス 市況・概況] 2024/09/23 12:17
ドル・円は144円台前半で推移、ドル売り興味は後退 [注目トピックス 市況・概況] 2024/09/23 09:47
東京為替:ドル・円は強含み、144円台前半まで値上り [注目トピックス 市況・概況] 2024/09/23 09:43


 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2024/09/19 15:00 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,785 銘柄
1,173 銘柄   売り
 
 
 
6501 日立製作所 買い転換
6098 リクルートH 買い転換
9984 ソフトバンクG 買い転換
8058 三菱商事 買い転換
4063 信越化学工業 買い転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS