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前場に注目すべき3つのポイント~半導体株やAI関連株への押し目買い意欲は強そう~
2024/06/20 08:36
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~半導体株やAI関連株への押し目買い意欲は強そう~
20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体株やAI関連株への押し目買い意欲は強そう
■岡野バル、上方修正 営業利益 8.80億円←4.92億円
■前場の注目材料:TOPPANHD、トルコに「建装材」新工場、米は設備増設
■半導体株やAI関連株への押し目買い意欲は強そう
20日の日本株市場は、やや売り優勢の相場展開が見込まれるが、全体としてはこう着感の強い相場になりそうだ。19日の米国市場は、奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場。欧州市場はドイツ、フランス、イタリアともに下落した。米国市場が休場のなかで海外勢のフローが限られることから、トレンドの出にくい相場になりそうである。欧州の弱い流れから売りが先行するとみられるが、売り仕掛け的な流れにはならないだろう。円相場は1ドル158円00銭台で推移している。
日経225先物はナイトセッションで一時38300円まで下げる場面も見られており、ボリンジャーバンドの-1σを下回った。市場参加者が限られていたとはいえ、前日に突破した-1σ水準を維持できなかったこともあり、持ち高調整の動きが入りやすいだろう。強い値動きが継続しているハイテク株の一角には利食いが入りやすいと考えられる。ただし、エヌビディアが時価総額で世界首位になるなど、半導体株やAI関連株への押し目買い意欲は強そうだ。短期的な売り仕掛けの動きがあれば、押し目買い好機にもなりそうである。
もっとも、市場参加者が限られているため、AI関連についても物色に広がりはみられないだろう。流動性の大きい銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きになりそうである。中小型株については個人主体の売買になるため、資金が集中しやすい反面、逃げ足も速いことから、フットワークが求められよう。買い一巡後の換金売りで大きく値を崩す格好となった銘柄については、売り一巡後の押し目狙いも意識されそうだ。
昨日の日経平均株価は買い先行で始まったが、25日線辺りで上値を抑えられ、後場に入り下落に転じる場面もみられた。海外勢のフローが限られていたこともあり、買い一巡後は持ち高調整の動きが優勢だったようである。本日はボリンジャーバンドの-1σ(38460円)辺りを下回ってくることになりそうだが、-1σ水準での底堅さがみられるようだと、ハイテク株への押し目狙いに向かわせよう。
■岡野バル、上方修正 営業利益 8.80億円←4.92億円
岡野バル<6492>は2024年11月期業績予想の修正を発表。売上高は72.43億円から75.06億円、営業利益を4.92億円から8.80億円に上方修正した。島根原子力発電所2号機の再稼働に向けた工事の前倒しに加え、火力・原子力発電所向け取替部品の販売が好調に推移したこと、上越火力発電所や能登半島地震に伴う七尾大田火力発電所における点検工事が増加したことから、期初の予想を上回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38570.76、+88.65)
・1ドル=158.00-10円
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・TOPPANHD<7911>トルコに「建装材」新工場、米は設備増設
・パナソニックHD<6752>パナコネクト、ブルーヨンダーとの人材交流2倍
・SUBARU<7270>電動化加速、30年世界販売EV5割
・KDDI<9433>ローソンとの新サービス今秋具体策
・日立<6501>鉄道システム、制御部門の今3月期売上高比率57%へ、事業買収で
・千代化建<6366>米LNGプロでプロザクリーHDの離脱申し立て
・Jパワー<9513>土佐発電の事業終了、今年度末に
・住友商事<8053>マレーシアの服薬・診療助言買収、未病・予防需要に対応
・エイチワン<5989>FCVプレートに20億円、量産一貫体制を強化
・IHI<7013>八代バイオマス発電所完工、木質専焼、熊本県産の木質チップ燃料に
・EIZO<6737>中国でモニター生産2倍、子会社移転・工場拡張
・アドバンテスト<6857>微粒子を高精度計測、創薬・バイオ向け機器
・ミネベアミツミ<6479>スロバキアに開発拠点、車載・産機部品強化
・キヤノン<7751>3D撮影レンズ年内投入、アップルのゴーグル型端末対応
・ENEOS HD<5020>グループのJX金属、次世代半導体向け材料増産、茅ケ崎などに設備
・旭化成<3407>窒化アルミ単結晶基板をサンプル提供、使用可能面積99%以上
・ナカノフドー建設<1827>シンガポールで大規模集合住宅受注
・中部電力<9502>岐阜に水力発電所、27年度運転開始
・三菱瓦斯化学<4182>国内車運搬船にメタノール供給
・東ソー<4042>ペースト塩ビ樹脂を来月値上げ
・栗田工業<6370>インドに水処理薬品販社
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・6月政府月例経済報告
<海外>
・07:45 NZ・1-3月期GDP速報値(前年比予想:+0.2%、10-12月期:-0.3%)
・10:15 中・1年物ローンプライムレート(現行3.45%)
<ST>
20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体株やAI関連株への押し目買い意欲は強そう
■岡野バル、上方修正 営業利益 8.80億円←4.92億円
■前場の注目材料:TOPPANHD、トルコに「建装材」新工場、米は設備増設
■半導体株やAI関連株への押し目買い意欲は強そう
20日の日本株市場は、やや売り優勢の相場展開が見込まれるが、全体としてはこう着感の強い相場になりそうだ。19日の米国市場は、奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場。欧州市場はドイツ、フランス、イタリアともに下落した。米国市場が休場のなかで海外勢のフローが限られることから、トレンドの出にくい相場になりそうである。欧州の弱い流れから売りが先行するとみられるが、売り仕掛け的な流れにはならないだろう。円相場は1ドル158円00銭台で推移している。
日経225先物はナイトセッションで一時38300円まで下げる場面も見られており、ボリンジャーバンドの-1σを下回った。市場参加者が限られていたとはいえ、前日に突破した-1σ水準を維持できなかったこともあり、持ち高調整の動きが入りやすいだろう。強い値動きが継続しているハイテク株の一角には利食いが入りやすいと考えられる。ただし、エヌビディアが時価総額で世界首位になるなど、半導体株やAI関連株への押し目買い意欲は強そうだ。短期的な売り仕掛けの動きがあれば、押し目買い好機にもなりそうである。
もっとも、市場参加者が限られているため、AI関連についても物色に広がりはみられないだろう。流動性の大きい銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きになりそうである。中小型株については個人主体の売買になるため、資金が集中しやすい反面、逃げ足も速いことから、フットワークが求められよう。買い一巡後の換金売りで大きく値を崩す格好となった銘柄については、売り一巡後の押し目狙いも意識されそうだ。
昨日の日経平均株価は買い先行で始まったが、25日線辺りで上値を抑えられ、後場に入り下落に転じる場面もみられた。海外勢のフローが限られていたこともあり、買い一巡後は持ち高調整の動きが優勢だったようである。本日はボリンジャーバンドの-1σ(38460円)辺りを下回ってくることになりそうだが、-1σ水準での底堅さがみられるようだと、ハイテク株への押し目狙いに向かわせよう。
■岡野バル、上方修正 営業利益 8.80億円←4.92億円
岡野バル<6492>は2024年11月期業績予想の修正を発表。売上高は72.43億円から75.06億円、営業利益を4.92億円から8.80億円に上方修正した。島根原子力発電所2号機の再稼働に向けた工事の前倒しに加え、火力・原子力発電所向け取替部品の販売が好調に推移したこと、上越火力発電所や能登半島地震に伴う七尾大田火力発電所における点検工事が増加したことから、期初の予想を上回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38570.76、+88.65)
・1ドル=158.00-10円
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・TOPPANHD<7911>トルコに「建装材」新工場、米は設備増設
・パナソニックHD<6752>パナコネクト、ブルーヨンダーとの人材交流2倍
・SUBARU<7270>電動化加速、30年世界販売EV5割
・KDDI<9433>ローソンとの新サービス今秋具体策
・日立<6501>鉄道システム、制御部門の今3月期売上高比率57%へ、事業買収で
・千代化建<6366>米LNGプロでプロザクリーHDの離脱申し立て
・Jパワー<9513>土佐発電の事業終了、今年度末に
・住友商事<8053>マレーシアの服薬・診療助言買収、未病・予防需要に対応
・エイチワン<5989>FCVプレートに20億円、量産一貫体制を強化
・IHI<7013>八代バイオマス発電所完工、木質専焼、熊本県産の木質チップ燃料に
・EIZO<6737>中国でモニター生産2倍、子会社移転・工場拡張
・アドバンテスト<6857>微粒子を高精度計測、創薬・バイオ向け機器
・ミネベアミツミ<6479>スロバキアに開発拠点、車載・産機部品強化
・キヤノン<7751>3D撮影レンズ年内投入、アップルのゴーグル型端末対応
・ENEOS HD<5020>グループのJX金属、次世代半導体向け材料増産、茅ケ崎などに設備
・旭化成<3407>窒化アルミ単結晶基板をサンプル提供、使用可能面積99%以上
・ナカノフドー建設<1827>シンガポールで大規模集合住宅受注
・中部電力<9502>岐阜に水力発電所、27年度運転開始
・三菱瓦斯化学<4182>国内車運搬船にメタノール供給
・東ソー<4042>ペースト塩ビ樹脂を来月値上げ
・栗田工業<6370>インドに水処理薬品販社
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・6月政府月例経済報告
<海外>
・07:45 NZ・1-3月期GDP速報値(前年比予想:+0.2%、10-12月期:-0.3%)
・10:15 中・1年物ローンプライムレート(現行3.45%)
<ST>