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31日の米国市場ダイジェスト:NYダウは378ドル安、一部ハイテク決算受け失望売り
2024/11/01 08:00
*08:00JST 31日の米国市場ダイジェスト:NYダウは378ドル安、一部ハイテク決算受け失望売り
■NY株式:NYダウは378ドル安、一部ハイテク決算受け失望売り
米国株式市場は続落。ダウ平均は378.08ドル安の41,763.46ドル、ナスダックは512.78ポイント安の18,095.15で取引を終了した。
コアPCE価格指数が予想を上回り、寄り付き後、下落。月末で雇用統計を控え調整売りに続落した。ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)やソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)の下落が重しとなり、ナスダックは下げを加速。終盤にかけて、イランが対イスラエルの大規模報復攻撃を準備しているとの報道で中東情勢悪化懸念も売り材料となり、終了した。セクター別では、電気通信サービスが上昇した一方で、ソフトウエア・サービス、半導体・同製造装置が下落。
オンライン旅行会社のブッキング・ホールディングス(BKNG)は第3四半期決算で国外旅行の強さが国内旅行の弱さを相殺し、予約取り扱い総額が予想を上回り、上昇。メディアのコムキャスト(CMCSA)はケーブル事業を分離・独立させ新会社にすることを検討していることが明らかになり、上昇。オンラインの中古車販売プラットフォームを運営するカーバナ(CVNA)は第3四半期決算で、利益、売上高が予想を上回ったほか、見通し引き上げが好感され、上昇した。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は四半期決算で通期見通しを引き上げ、さらに、次期最高経営責任者(CEO)に「アップル・フィットネス設立」などに携わったスターン氏を指名したことが好感され、上昇。
ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)はクラウド、アジュールの成長見通しが低調で下落。ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ(META)はザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が欧州連合(EU)や当局の規制が事業に影響を及ぼす可能性を警告したほか、AI(人工知能)関連のコスト高懸念を表明したことが嫌気され、下落。化粧品メーカーのエスティ・ローダー(EL)は見通し撤回が警戒され、大幅安。検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は人工知能(AI)開発および普及に携わる非営利研究機関オープンAIがチャットGPTに検索機能を追加したと発表したため競争激化を警戒し売られた。配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)は第3四半期決算で営業利益が過去最高となったが、受注が予想を下回り、年末年始の見通しも冴えず、下落。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は取引終了後に決算を発表。1株当たり利益が予想を上回り、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:リスクオフや日銀の追加利上げ観測で円堅調
10月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円04銭まで上昇後、151円84銭へ反落し、151円98銭で引けた。米9月コアPCE価格指数が予想に反し鈍化せずディスインフレの停滞が示され、先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の底堅さが証明されたため長期金利上昇に連れ一時ドル買いが強まった。その後発表された10月シカゴ購買部協会景気指数が予想以上に悪化、さらにイランがイラク側から対イスラエルの大規模報復攻撃を準備しているとの報道で地政学的リスクが強まりリスク回避で米債券利回りが低下しドル買いが後退、円買いが強まった。
ユーロ・ドルは1.0888ドルまで上昇後、1.0847ドルまで下落し、1.0884ドルで引けた。ユーロ・円は、166円35銭まで上昇後、165円03銭まで下落。ポンド・ドルは1.2998ドルまで上昇後、1.2844ドルまで下落した。英国は労働党政権が発表した予算案を受け財政悪化懸念にポンド売りが強まった。ドル・スイスは0.8663フランへ上昇後、0.8637フランまで下落した。
■NY原油:反発で69.26ドル、時間外取引で70ドル台後半まで急上昇
NY原油先物12月限は反発(NYMEX原油12月限終値:69.26 ↑0.65)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.65ドル(+0.95%)の69.26ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは68.30ドル-70.81ドル。ロンドン市場の序盤にかけて68.30ドルまで下げたが、米国市場では69ドルをやや下回る水準で下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引で70.81ドルまで上昇。イランはイスラエルに対して新たな攻撃を計画しているとの一部報道を受けて供給不安が増大し、ポジション調整的な買いが膨らんだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.82ドル -0.49ドル(-1.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 116.25ドル -1.67ドル(-1.41%)
ゴールドマン・サックス(GS)517.79ドル -6.61ドル(-1.26%)
インテル(INTC) 21.52ドル -0.78ドル(-3.49%)
アップル(AAPL) 225.91ドル -4.19ドル(-1.82%)
アルファベット(GOOG) 172.69ドル -3.45ドル(-1.95%)
メタ(META) 567.58ドル -24.22ドル(-4.09%)
キャタピラー(CAT) 376.20ドル -3.04ドル(-0.80%)
アルコア(AA) 40.09ドル -0.47ドル(-1.15%)
ウォルマート(WMT) 81.95ドル +0.56ドル(+0.68%)
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■NY株式:NYダウは378ドル安、一部ハイテク決算受け失望売り
米国株式市場は続落。ダウ平均は378.08ドル安の41,763.46ドル、ナスダックは512.78ポイント安の18,095.15で取引を終了した。
コアPCE価格指数が予想を上回り、寄り付き後、下落。月末で雇用統計を控え調整売りに続落した。ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)やソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)の下落が重しとなり、ナスダックは下げを加速。終盤にかけて、イランが対イスラエルの大規模報復攻撃を準備しているとの報道で中東情勢悪化懸念も売り材料となり、終了した。セクター別では、電気通信サービスが上昇した一方で、ソフトウエア・サービス、半導体・同製造装置が下落。
オンライン旅行会社のブッキング・ホールディングス(BKNG)は第3四半期決算で国外旅行の強さが国内旅行の弱さを相殺し、予約取り扱い総額が予想を上回り、上昇。メディアのコムキャスト(CMCSA)はケーブル事業を分離・独立させ新会社にすることを検討していることが明らかになり、上昇。オンラインの中古車販売プラットフォームを運営するカーバナ(CVNA)は第3四半期決算で、利益、売上高が予想を上回ったほか、見通し引き上げが好感され、上昇した。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は四半期決算で通期見通しを引き上げ、さらに、次期最高経営責任者(CEO)に「アップル・フィットネス設立」などに携わったスターン氏を指名したことが好感され、上昇。
ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)はクラウド、アジュールの成長見通しが低調で下落。ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ(META)はザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が欧州連合(EU)や当局の規制が事業に影響を及ぼす可能性を警告したほか、AI(人工知能)関連のコスト高懸念を表明したことが嫌気され、下落。化粧品メーカーのエスティ・ローダー(EL)は見通し撤回が警戒され、大幅安。検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は人工知能(AI)開発および普及に携わる非営利研究機関オープンAIがチャットGPTに検索機能を追加したと発表したため競争激化を警戒し売られた。配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)は第3四半期決算で営業利益が過去最高となったが、受注が予想を下回り、年末年始の見通しも冴えず、下落。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は取引終了後に決算を発表。1株当たり利益が予想を上回り、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:リスクオフや日銀の追加利上げ観測で円堅調
10月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円04銭まで上昇後、151円84銭へ反落し、151円98銭で引けた。米9月コアPCE価格指数が予想に反し鈍化せずディスインフレの停滞が示され、先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の底堅さが証明されたため長期金利上昇に連れ一時ドル買いが強まった。その後発表された10月シカゴ購買部協会景気指数が予想以上に悪化、さらにイランがイラク側から対イスラエルの大規模報復攻撃を準備しているとの報道で地政学的リスクが強まりリスク回避で米債券利回りが低下しドル買いが後退、円買いが強まった。
ユーロ・ドルは1.0888ドルまで上昇後、1.0847ドルまで下落し、1.0884ドルで引けた。ユーロ・円は、166円35銭まで上昇後、165円03銭まで下落。ポンド・ドルは1.2998ドルまで上昇後、1.2844ドルまで下落した。英国は労働党政権が発表した予算案を受け財政悪化懸念にポンド売りが強まった。ドル・スイスは0.8663フランへ上昇後、0.8637フランまで下落した。
■NY原油:反発で69.26ドル、時間外取引で70ドル台後半まで急上昇
NY原油先物12月限は反発(NYMEX原油12月限終値:69.26 ↑0.65)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.65ドル(+0.95%)の69.26ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは68.30ドル-70.81ドル。ロンドン市場の序盤にかけて68.30ドルまで下げたが、米国市場では69ドルをやや下回る水準で下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引で70.81ドルまで上昇。イランはイスラエルに対して新たな攻撃を計画しているとの一部報道を受けて供給不安が増大し、ポジション調整的な買いが膨らんだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.82ドル -0.49ドル(-1.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 116.25ドル -1.67ドル(-1.41%)
ゴールドマン・サックス(GS)517.79ドル -6.61ドル(-1.26%)
インテル(INTC) 21.52ドル -0.78ドル(-3.49%)
アップル(AAPL) 225.91ドル -4.19ドル(-1.82%)
アルファベット(GOOG) 172.69ドル -3.45ドル(-1.95%)
メタ(META) 567.58ドル -24.22ドル(-4.09%)
キャタピラー(CAT) 376.20ドル -3.04ドル(-0.80%)
アルコア(AA) 40.09ドル -0.47ドル(-1.15%)
ウォルマート(WMT) 81.95ドル +0.56ドル(+0.68%)
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