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ユーロ週間見通し:伸び悩みか、ユーロ圏の不透明感と日本の介入警戒感で

*13:24JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、ユーロ圏の不透明感と日本の介入警戒感で
■軟調推移、米長期金利の高止まりなどを警戒

先週・今週のユーロ・ドルは軟調推移。欧州中央銀行(ECB)による大幅利下げ観測は後退したが、米長期金利の高止まり、ユーロ圏経済の停滞、ドイツの政治不安を意識してリスク回避のユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。取引レンジ:1.0214ドル-1.0458ドル。

■弱含みか、米追加緩和姿勢の後退でドル買い継続も

来週のユーロ・ドルは弱含みか。11月鉱工業生産など域内経済指標が市場予想を下回った場合、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げを見込んだユーロ売りが強まりそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は追加利下げに慎重であること、トランプ次期政権の政策運営でインフレ再燃が警戒されていることもユーロ売り・ドル買い材料に

予想レンジ:1.0100ドル-1.0350ドル

■軟調推移、リスク回避のユーロ売りが優勢に

先週・今週のユーロ・円は軟調推移。日本銀行は追加利上げを急がない方針を維持しているものの、ユーロ圏経済の停滞やドイツの政治不安などを意識したユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。この影響でリスク回避のユーロ売り・円買いが強まり、一時161円を下回った。取引レンジ:160円91銭-164円90銭。

■伸び悩みか、ユーロ圏の不透明感と日本の介入警戒感で

来週のユーロ・円は伸び悩みか。ユーロ圏経済の不透明感が深まるなか、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げをにらみユーロ売り・円買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。日本銀行による追加利上げは3月以降になるとみられているが、日本政府の為替介入が警戒され、リスク選好的な円売りは後退しそうだ。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・15日:11月鉱工業生産(10月:前月比0.0%)

予想レンジ:160円00銭-163円00銭




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