フィスコニュース


新興市場見通し:グロース市場250指数は200日線突破の攻防、出遅れ物色続くか

*15:01JST 新興市場見通し:グロース市場250指数は200日線突破の攻防、出遅れ物色続くか
■出遅れ修正のような動きも

今週の新興市場は上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+3.85%だったのに対して、グロース市場指数は+2.49%、グロース市場250指数は+2.38%と日経平均比ではやや伸び悩んだ。第二次トランプ政権発足に伴い、大型減税や巨額のAI投資など経済政策への期待感が先行し米国株が上昇。東京市場でも、プライム市場中心の大型株への物色が強まる展開となり、新興市場は大型株の上げにつられるような動きとなった。週末には、日本銀行が追加利上げを発表し、大型株の利益確定売りが先行した一方、グロース市場250指数は上げ幅を拡大するなど出遅れ修正のような動きも見られた。

時価総額上位銘柄では、12月の売上高が前年同月比2.0倍となったGENDA<9166>が週末に10%超の大幅高となったほか、株主優待制度の拡充を発表したティーケーピー<3479>も週末買われた。一方、時価総額トップのトライアルHD<141A>はさえない動きが続いており、昨年8月以来の安値を付ける場面も見られた。このほか、昨年11月IPOのテラドローン<278A>は、インドネシア初の運航管理システム(UTM)による複数ドローン飛行の実証実験などが材料視されて急騰した。

■200日移動平均線を上放れるか

来週は、週末に見られたGENDA、ティーケーピー、フリー<4478>、トライト<9164>など時価総額が大きい銘柄への買いが続くか注目されよう。いずれの銘柄も寄付きから上げ幅を拡大していたことから陽線を残しており、ティーケーピーは下げトレンドからの転換も期待できるような状況だ。GENDAも昨年11月につけた上場来高値3140円を上回る展開となれば、需給面を材料視した買いが期待できよう。今週末の上昇で、グロース市場250指数は200日移動平均線(200MA)水準に到達した。昨年7月以降、上値抵抗として意識されているこの水準をクリアできれば、投資家心理の改善につながり、今週末のような主力株が買われる相場展開が続く可能性もある。売買代金が1000億円前半とさほど増えていない点は気がかりだが、週明けの新興市場は、グロース市場250指数が一気に200日移動平均線を上放れるかどうかに注目したい。

仮に200日移動平均線の突破に失敗し、主力株の上げが限定的となったとしても、新興市場で数少ないトランプ関連銘柄であるRidge-i<5572>、Aiロボティクス<247A>、ABEJA<5574>、ARアドバンストテクノロジ<5578>などのAI関連には関心が向かいそうだ。AI関連銘柄も、時価総額が大きい銘柄同様、今週末に上がり始めたばかりの銘柄が多く、過熱感はまだ感じられない。出遅れ銘柄物色の継続に期待したい。




<FA>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/01/23 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,328 銘柄
1,355 銘柄   売り
 
 
 
6501 日立製作所 買い転換
9434 ソフトバンク 買い転換
2914 日本たばこ産業 買い転換
4661 OLC 買い転換
6367 ダイキン工業 買い転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS