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米国株式市場見通し:ナスダック、S&P500は史上最高値更新を狙うも、上値は重いか

*13:57JST 米国株式市場見通し:ナスダック、S&P500は史上最高値更新を狙うも、上値は重いか
来週の米国株は、トランプ関税の影響などを横目に見つつ利下げ期待を材料に、ナスダックとS&P500は史上最高値更新を試す展開となりそうだ。CMEグループが提供するFedWatchでは、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%以上の利下げ確率は、13日の40%水準から60%水準に上昇。また、投資家の不安心理を示唆するVIX指数は1月24日以来の14ポイント台に低下するなど投資家心理も良好。利下げ期待と良好な投資家心理が、米株の下支え材料となろう。

一方、市場の重しとなるのはトランプ関税だ。トランプ大統領は13日、貿易相手国が課す関税やその他の税、規制、為替レートなどの貿易障壁の合計に基づいて、米国が課す関税を新たに算出するよう経済担当高官に指示した。相互関税の即時発効は見送られたが、4月1日までに提出される報告書により、適用される国と対象が明らかになるとの見通しだ。現時点では、対米貿易黒字が最も大きい相手国について調査すると伝わっていることから、欧州連合(EU)や中国、インド、メキシコ、ベトナムなどの国々が標的となりそうだ。選挙戦で掲げた一律関税の導入から相互関税に方針を変更し、即時発効も見送ったことから、安心感が広がっている状況ではあるが、トランプ大統領の気まぐれ的なSNS発信や関税方針を転換する可能性は意識しておきたい。ナスダック、S&P500は史上最高値をうかがう展開となりそうだが、高値更新から上げ幅を一気に広げるような強い展開は難しいと考える。

経済指標は、18日に2月NY連銀製造業景気指数、19日に1月住宅着工件数、FOMC議事録、20日に2月フィラデルフィア連銀景況指数、週次新規失業保険申請件数、1月景気先行指数、週次原油在庫、21日に2月製造業PMI(速報値)、サービス業PMI(速報値)、コンポジットPMI(速報値)、ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)、1月中古住宅販売件数などが予定されている。

主要企業決算は、18日にケマーズ、フルアー、エンタジー、イーキューティー、19日にガーミン、ソーラーエッジ、オージーイー、20日にシェイク・シャック、ウォルマート、アカマイ・テクノロジーズ、ブッキングHD、コカ・コーラ、ドロップボックス、トリップアドバイザー、ニューモント、21日にハワイアン・エレクトリックなどが予定されている。




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