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米国株式市場見通し:「ベッセントプット」確認で買戻し優勢の展開に

*14:20JST 米国株式市場見通し:「ベッセントプット」確認で買戻し優勢の展開に
来週から翌週の米国株は、重要な経済指標発表を横目に、投資家心理の改善を背景として戻りを試す展開となりそうだ。構成銘柄の決算などの影響を受けやすいNYダウは25日移動平均線(25MA)まで戻していないが、ナスダック、S&P500はともに2月20日以来となる25日線超えを達成。投資家心理を示すVIX指数は24ポイント台と、正常時と見られる20ポイント未満より上だが、4月7日の60.13ポイントと比べると大幅に低下した。4月に複数回見られた米国市場の混乱直後、ベッセント財務長官が素早い火消しを見せたことは市場の安心材料となっている。「トランプ政権はトリプル安を許容しない」という「ベッセントプット」が確認できたことで、ショートポジションのアンワインドは続くだろう。

二転三転するトランプ大横領の言動に対する警戒感は残るが、4月上旬から中旬にかけて市場を覆った「相互関税導入によるスタグフレーション」「報復関税による米中貿易戦争の激化」「中銀の独立性の危機」などに対する過度な警戒感はいったん払拭されたと言えよう。4月雇用統計など重要な経済指標の発表を横目に、主要3指数は戻りを試す展開を想定する。

経済指標は、29日に3月卸売在庫(速報値)、2月S&Pケースシラー住宅価格(20都市)、3月JOLTS求人件数、4月コンファレンスボード消費者信頼感指数、30日に4月ADP雇用者数、第1四半期実質GDP(速報値)、4月シカゴ購買部協会景気指数、3月中古住宅販売成約指数、個人所得、PCE価格指数、週次原油在庫、5月1日に週次新規失業保険申請件数、4月製造業PMI(確報値)、ISM製造業景気指数、2日に4月雇用統計、3月製造業新規受注、耐久財受注(確報値)、5日に4月サービス業PMI(確報値)、コンポジットPMI(確報値)、ISM非製造業景気指数、6日に3月貿易収支、7日に週次原油在庫、FRB政策金利、8日に週次新規失業保険申請件数、3月卸売在庫(確報値)などが予定されている。

主要企業決算は、28日にテラダイン、29日にコーニング、GM、アルトリア、ペイパルHD、ファイザー、シスコ、ブッキングHD、スターバックス、ビザ、30日にキャタピラー、イーベイ、マイクロソフト、クアルコム、アフラック、メットライフ、5月1日にモデルナ、バイオジェン、マクドナルド、イーライリリー、ゼロックス、ケロッグ、アップル、アムジェン、アマゾン、マイクロンストラテジー、2日にシェブロン、エクソン、5日にオンセミコン、フォード、グッドイヤー、6日にフィデリティ、AMD、7日にウォルト・ディズニー、ウーバー、8日にワーナーなどが予定されている。




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