フィスコニュース


前場に注目すべき3つのポイント~AIや防衛関連などに短期資金が向かいやすい~

*08:29JST 前場に注目すべき3つのポイント~AIや防衛関連などに短期資金が向かいやすい~
21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


■AIや防衛関連などに短期資金が向かいやすい
■SOMPO、25/3経常利益 13.3%増 5529億円、26/3予想 純利益 3350億円
■前場の注目材料:UBE、新中計、25-30年度で4600億円投資


■AIや防衛関連などに短期資金が向かいやすい

21日の日本株市場は、不安定ながらも底堅さが意識されそうだ。20日の米国市場は、NYダウが114ドル安、ナスダックは72ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策当局者が現在の政策金利が良好な位置にあり、当面静観することが適切との見解を表明したため、利下げ期待の後退により利益確定の売りが優勢だった。シカゴ日経225先物は大阪比90円高の37620円。円相場は1ドル=144円40銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。ただし、イスラエルがイランの核施設への攻撃を準備していると、米メディアが米当局者の話として伝えており、地政学リスクへの警戒感が高まる可能性がありそうだ。最終決定を下したかどうかは不明としているが、神経質にさせそうである。そのため、防衛関連などには短期資金が向かいやすくなるだろう。

ただし、G7財務相・中央銀行総裁会議の際に日米財務相会談が開かれるほか、週末には米関税措置を巡りワシントンで3回目の閣僚協議を控えているなか、積極的な売買は手控えられそうである。短期的な売買で下押す局面があれば、押し目狙いの対応に向かわせよう。足もとでは為替協議を前にヘッジファンドによる思惑的な売買も入りそうであり、為替睨みの展開になりそうだ。

物色としては防衛関連のほか、地政学リスクへの警戒から内需系にシフトしやすいだろう。米アップルは、同社の人工知能(AI)モデルを使用してソフトウエアを開発できるようにする計画を進めていると報じられており、AI関連などへの物色も根強いだろう。また、全体としてこう着感が強まる局面においては、個人主体による流動性の大きい中小型株への物色に向かわせそうだ。


■SOMPO、25/3経常利益 13.3%増 5529億円、26/3予想 純利益 3350億円

SOMPO<8630>が発表した2025年3月期業績は、経常収益が前期比10.5%増の5兆4537億6900万円、経常利益は同13.3%増の5529億2400万円だった。26年3月期決算より国際会計基準(IFRS)となる。純利益は3350億円を見込む。国内保険事業での金融損益の改善や海外保険事業の収益が伸びる。


■前場の注目材料

・日経平均株価は上昇(37529.49、+30.86)
・シカゴ日経225先物は上昇(37620、+90)
・VIX指数は低下(18.09、-0.05)
・為替相場は円安・ドル高(144.50-60)
・活発な自社株買い


・ホンダ<7267>EV投資3兆円減、10年で7兆円に
・日本製鉄<5401>USスチール買収なお意欲、2兆円投資案も
・SUBARU<7270>米で値上げ検討、市場環境を考慮
・UBE<4208>新中計、25-30年度で4600億円投資
・豊田通商<8015>冨士発條に出資、EV電池供給網強化
・NTN<6472>eアクスル向け「樹脂モールド絶縁軸受」量産、韓国社に供給
・ブリヂストン<5108>米2工場の生産性向上、既存設備を有効活用
・三菱自<7211>アンペアへの出資見送り、日産の契約解約受け
・島津製作所<7701>微生物を3時間で特定、同定ソフト発売
・山善<8051>静岡の物流拠点稼働、効率化でコスト抑制
・トプコン<7732>米製ロボ販売、建機墨出し自動化
・日本航空電子工業<6807>車載カメラコネクター量産、伝送速度・強度を向上
・ウシオ電機<6925>社長・朝日崇文氏、半導体露光に積極投資
・TDK<6762>スマホ用アクチュエーター事業売却
・三菱マテリアル<5711>福島でリチウム電池再生、実証棟8月稼働
・デンカ<4061>新潟の新棟稼働、抗原検査キット・試薬増産
・UBE<4208>子会社上場準備、車向けダイカストマシン製造
・第一工業製薬<4461>電池負極向け接着剤を増産
・日本酸素HD<4091>グループの大陽日酸、大腸菌由来たんぱく質試薬を発売
・UACJ<5741>再生材100%のアルミ厚板発売、環境配慮ニーズ対応


☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 4月貿易収支(予想:+2153億円、3月:+5594億円)

<海外>
・07:45 NZ・4月貿易収支(3月:+9.7億NZドル)

<ST>

東京為替:ドル・円は小動き、ドル売り再開に警戒 [注目トピックス 市況・概況] 2025/05/21 14:45
日経平均VIは低下、株価下落で高値警戒感緩む [注目トピックス 市況・概況] 2025/05/21 14:20
東京為替:ドル・円はじり安、クロス円は下げ渋り [注目トピックス 市況・概況] 2025/05/21 14:13
日経平均は124円安、円高やダウ平均先物安が重しに [注目トピックス 市況・概況] 2025/05/21 13:53
東京為替:ドル・円は安値もみ合い、日米財務相会談にらみ [注目トピックス 市況・概況] 2025/05/21 13:46


 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/05/20 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,410 銘柄
1,725 銘柄   売り
 
 
 
6861 キーエンス 買い転換
9433 KDDI 売り転換
7011 三菱重工業 買い転換
7751 キヤノン 売り転換
8002 丸紅 売り転換



注目コラムランキング

 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS