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ユーロ週間見通し:弱含みか、ECBは追加利下げ実施の可能性

*13:07JST ユーロ週間見通し:弱含みか、ECBは追加利下げ実施の可能性
■伸び悩み、米国資産のリスクを警戒したユーロ買いは一巡

今週のユーロ・ドルは伸び悩み。週初に1.14ドル台前半まで買われたが、米国資産のリスクを意識したユーロ買い・米ドル売りはおおむね一巡し、一時1.1210ドルまで反落。ただ、米国の関税措置に対する市場の懸念は消えていないため、ユーロ・ドルは1.12ドル台前半で下げ渋り、週後半は主に1.13ドル台で推移した。取引レンジ:1.1210ドル-1.1419ドル。

■下げ渋りか、ECB利下げの公算もドル売りが下支えの可能性

来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は景気の下振れリスクに対応する構えで、6月5日の理事会で追加利下げに踏み切る公算。ただ、利下げ停止の思惑から、ユーロ売りは限定的となりそうだ。米高関税政策への差し止め判決とそれに対する控訴で一層不確実性が増していることもユーロに対する支援材料となる。

予想レンジ:1.1250ドル-1.1450ドル

■弱含み、日本の長期金利上昇などを意識

今週のユーロ・円は反発。週初に161円台後半までユーロ安円高に振れたが、日本の長期金利が低下したこと、日本銀行による追加利上げ観測は一段と後退し、日欧金利差の大幅縮小の可能性は低いとみられることから、リスク回避のユーロ売り・円買いは縮小。ユーロ・円は一時164円台前半まで買われる場面があった。取引レンジ:161円78銭-164円26銭。

■弱含みか、ECBは追加利下げ実施の可能性

来週のユーロ・円は弱含みか。欧州中央銀行(ECB)は景気悪化の懸念から、6月5日開催の理事会で追加利下げに踏み切ると予想される。ただ、次回以降、利下げ停止の思惑も根強く、新たなユーロ売り材料が提供されない場合、直近安値の161円台後半でユーロ・円は下げ止まる可能性もある。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・3日:5月ユーロ圏消費者物価コア指数(4月:前年比+2.7%)
・5日:欧州中央銀行政策金利発表(現行:2.40%)

予想レンジ:161円50銭-164円50銭




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