フィスコニュース


欧米為替見通し: ドル・円は弱含みか、米高関税政策への警戒と中東の不安定化で

*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は弱含みか、米高関税政策への警戒と中東の不安定化で
13日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想する。米トランプ政権による強硬な高関税政策が警戒され、ドル売り先行の見通し。また、イスラエルのイランへの攻撃で中東情勢は緊迫化しリスク回避的な円買いが見込まれる。

前日発表された米国の生産者物価指数(PPI)は前月比で予想を下回る内容となり、11日の消費者物価指数(CPI)と同様にインフレ鈍化を示した。それを受け米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な政策への思惑が広がったが、長期金利は低下からやや持ち直し、ドルは買い戻された。ユーロ・ドルは1.1560ドル台に失速、ドル・円は143円後半に再浮上。本日アジア市場でイスラエルによるイランへの攻撃もドル・円は値ごろ感で買い戻された。

この後の海外市場は米金融政策にらみ。今晩ミシガン大学消費者信頼感指数は改善が予想され、減速懸念を弱めるだろう。ただ、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利は据え置きの公算だが、今週の米インフレ指標の鈍化で今後の追加利下げの余地が広がり、金利安ならドル買いを抑制。また、米トランプ政権の高関税政策への警戒感からドルは積極的に買いづらい。一方、イスラエルのイランへの攻撃で中東情勢は不安定化し、リスク回避の円買いが続くだろう。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・4月鉱工業生産(予想:前月比-1.6%、3月:+2.6%)
・18:00 ユーロ圏・4月貿易収支(3月:+368億ユーロ)
・23:00 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:52.0、5月:52.2)





<CS>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/06/12 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,544 銘柄
1,501 銘柄   売り
 
 
 
7203 トヨタ自動車 売り転換
9983 ファーストリテ 売り転換
4063 信越化学工業 売り転換
8725 MS&ADH 売り転換
6178 日本郵政 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS