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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さを見極める展開~
2025/06/23 08:52
*08:52JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さを見極める展開~
23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り一巡後の底堅さを見極める展開
■西松屋チェ、1Q営業利益 4.7%増 51.83億円
■前場の注目材料:日本製鋼所、電動式4000トン射出成形機を来月投入、生産性10%向上
■売り一巡後の底堅さを見極める展開
23日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが35ドル高、ナスダックは98ポイント安だった。イランと欧州の会合に加え、トランプ米大統領がイスラエル・イラン対立への軍事介入を留まり、外交的解決の余地を与えたため地政学リスクへの過度な警戒感が後退。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が早くて7月の利下げの可能性に言及すると、早期利下げ期待を受けた買いが優勢になる場面もあった。ただし、トランプ政権が半導体を巡る対中規制を強化すると伝えられたことが重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比50円安の38300円。円相場は1ドル=146円40銭台で推移している。
トランプ大統領は日本時間の22日、イランの核施設3カ所に攻撃を行ったと発表した。イラン攻撃に米国が本格的に関与したことでイランの反発は必至であり、イランの軍事精鋭部隊の革命防衛隊は報復する構えで、中東地域で軍事衝突が拡大するおそれがあり、中東情勢の緊迫化がリスク回避姿勢を誘いそうである。米国の軍事行動を受けた初動となる東京市場については、ややイレギュラー的な価格形成になりそうである。
先週の日経平均株価は25日、200日線から上放れる形となり、18日には38885.15円まで上昇していた。本日は地政学リスクへの警戒から売りが先行することになるだろうが、25日、200日線が位置する37900円前後での底堅さがみられるかが注目されそうである。両線が支持線として意識されるようであれば、押し目狙いの買いを誘うことが見込まれる。配当再投資に伴う買い需要が見込まれるほか、株主総会が集中することで事業政変などの動きも意識されやすく、イレギュラー的な下落局面では冷静に押し目を拾う動きが意識されそうだ。
米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が売られている。トランプ政権が中国に半導体工場を持つ同盟国への免除措置を撤回する可能性との報道を受けて、TSMCなどが売られた影響によるものである。足もとで日経平均株価をけん引していたアドバンテスト<6857>などは利食い優勢の展開になりそうだが、底堅さがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。その他、原油価格の高騰によるエネルギー株や海運株の動向が注目されそうである。
■西松屋チェ、1Q営業利益 4.7%増 51.83億円
西松屋チェ<7545>が発表した2026年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比3%増の512億1400万円、営業利益は同4.7%増の51億8300万円だった。商品別の売上高の動向においては、衣料部門は春物衣料が好調に推移するとともに、5月の気温上昇に伴い夏物衣料の売上も伸長した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42206.82、+35.16)
・為替相場は円安・ドル高(146.30-40)
・米長期金利は低下
・VIX指数は低下(20.62、-1.55)
・米原油先物相場は上昇(73.84、+0.34)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日本製鋼所<5631>電動式4000トン射出成形機を来月投入、生産性10%向上
・富士電機<6504>インドでスマートメーター市場開拓、高品質で差別化
・ユニチカ<3103>セーレンに繊維売却、岡崎の工場譲渡
・NEC<6701>「利益成長に手応え」、時価総額5兆円に
・日野自<7205>物流子会社の事業再編、混載運行など検討
・ユニバンス<7254>31年3月期の売上高目標600億円、インド市場参入
・ユアサ商事<8074>AI外観検査装置を金属製品に応用
・日立建機<6305>油圧ショベルにアラヴ製システム適用
・エスペック<6859>社長・荒田知氏、AI半導体試験で成長
・住友重工<6302>水素を液化・再凝縮、極低温冷凍機の安全・効能性実証
・ヤマハ発<7272>マリン事業拡大、北欧にデジタル技術開発の新会社
・三菱重工<7011>米電力と、水素50%混焼成功
・能美防災<6744>29年3月期の営業利益率目標を12%に上方修正
・TDK<6762>米ソフトアイ買収、スマートグラスにAI
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<ST>
23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り一巡後の底堅さを見極める展開
■西松屋チェ、1Q営業利益 4.7%増 51.83億円
■前場の注目材料:日本製鋼所、電動式4000トン射出成形機を来月投入、生産性10%向上
■売り一巡後の底堅さを見極める展開
23日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが35ドル高、ナスダックは98ポイント安だった。イランと欧州の会合に加え、トランプ米大統領がイスラエル・イラン対立への軍事介入を留まり、外交的解決の余地を与えたため地政学リスクへの過度な警戒感が後退。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が早くて7月の利下げの可能性に言及すると、早期利下げ期待を受けた買いが優勢になる場面もあった。ただし、トランプ政権が半導体を巡る対中規制を強化すると伝えられたことが重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比50円安の38300円。円相場は1ドル=146円40銭台で推移している。
トランプ大統領は日本時間の22日、イランの核施設3カ所に攻撃を行ったと発表した。イラン攻撃に米国が本格的に関与したことでイランの反発は必至であり、イランの軍事精鋭部隊の革命防衛隊は報復する構えで、中東地域で軍事衝突が拡大するおそれがあり、中東情勢の緊迫化がリスク回避姿勢を誘いそうである。米国の軍事行動を受けた初動となる東京市場については、ややイレギュラー的な価格形成になりそうである。
先週の日経平均株価は25日、200日線から上放れる形となり、18日には38885.15円まで上昇していた。本日は地政学リスクへの警戒から売りが先行することになるだろうが、25日、200日線が位置する37900円前後での底堅さがみられるかが注目されそうである。両線が支持線として意識されるようであれば、押し目狙いの買いを誘うことが見込まれる。配当再投資に伴う買い需要が見込まれるほか、株主総会が集中することで事業政変などの動きも意識されやすく、イレギュラー的な下落局面では冷静に押し目を拾う動きが意識されそうだ。
米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が売られている。トランプ政権が中国に半導体工場を持つ同盟国への免除措置を撤回する可能性との報道を受けて、TSMCなどが売られた影響によるものである。足もとで日経平均株価をけん引していたアドバンテスト<6857>などは利食い優勢の展開になりそうだが、底堅さがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。その他、原油価格の高騰によるエネルギー株や海運株の動向が注目されそうである。
■西松屋チェ、1Q営業利益 4.7%増 51.83億円
西松屋チェ<7545>が発表した2026年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比3%増の512億1400万円、営業利益は同4.7%増の51億8300万円だった。商品別の売上高の動向においては、衣料部門は春物衣料が好調に推移するとともに、5月の気温上昇に伴い夏物衣料の売上も伸長した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42206.82、+35.16)
・為替相場は円安・ドル高(146.30-40)
・米長期金利は低下
・VIX指数は低下(20.62、-1.55)
・米原油先物相場は上昇(73.84、+0.34)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日本製鋼所<5631>電動式4000トン射出成形機を来月投入、生産性10%向上
・富士電機<6504>インドでスマートメーター市場開拓、高品質で差別化
・ユニチカ<3103>セーレンに繊維売却、岡崎の工場譲渡
・NEC<6701>「利益成長に手応え」、時価総額5兆円に
・日野自<7205>物流子会社の事業再編、混載運行など検討
・ユニバンス<7254>31年3月期の売上高目標600億円、インド市場参入
・ユアサ商事<8074>AI外観検査装置を金属製品に応用
・日立建機<6305>油圧ショベルにアラヴ製システム適用
・エスペック<6859>社長・荒田知氏、AI半導体試験で成長
・住友重工<6302>水素を液化・再凝縮、極低温冷凍機の安全・効能性実証
・ヤマハ発<7272>マリン事業拡大、北欧にデジタル技術開発の新会社
・三菱重工<7011>米電力と、水素50%混焼成功
・能美防災<6744>29年3月期の営業利益率目標を12%に上方修正
・TDK<6762>米ソフトアイ買収、スマートグラスにAI
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・特になし
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