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後場に注目すべき3つのポイント~売り先行もプラス圏に浮上

*12:34JST 後場に注目すべき3つのポイント~売り先行もプラス圏に浮上
5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は続伸、売り先行もプラス圏に浮上
・ドル・円は伸び悩み、米9月利下げを意識
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はダイキン工業<6367>

■日経平均は反発、買い一巡後伸び悩むも上昇基調

日経平均は続伸。253.19円高の40802.73円(出来高概算11億1249万株)で前場の取引を終えている。

前日5日の米国株式市場は反落。ダウ平均は61.90ドル安の44111.74ドル、ナスダックは137.03ポイント安の20916.55で取引を終了した。ISM非製造業指数の鈍化が景気への懸念を強め、企業コストの上昇とトランプ政権の対中関税圧力が重荷となった。半面、潜在的なFRBの利下げ期待と企業決算の好調が深刻な調整を抑える結果となった。

本日の東京市場は、米株の調整を受けて寄付きから軟調にスタートしたものの、為替が円安方向へ振れたことで輸出関連が支えられ、11時にかけて持ち直した。ドル円は概ね147円台で推移しており、為替の安定感が市場心理を支援した形だ。決算を発表した個別銘柄の売買が中心となり相場の方向感は乏しいなか、プラス圏で推移した。

個別では、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>などの防衛関連株が堅調に推移。また、ファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、東京電力HD<9501>、フジクラ<5803>、任天堂<7974>、ソニーグループ<6758>、IHI<7013>などが上昇した。ほか、第1四半期の高い業績変化率を材料視されたダイヘン<6622>が大幅高、ティラド<7236>、日本ヒユーム<5262>、ユニチカ<3103>などが値上がり率上位となった。

一方、ディスコ<6146>やアドバンテ<6857>、東エレク<8035>などの半導体関連株が軟調に推移。サンリオ<8136>、レーザーテック<6920>、リクルートHD<6098>などが下落した。ほか、第1四半期は営業減益で市場予想を下振れたニチレイ<2871>が急落、オークマ<6103>、シグマクシス<6088>、デクセリアルズ<4980>などが値下がり率上位となった。

業種別では、不動産業、石油・石炭製品、機械を筆頭に多くの業種が上昇した一方で、サービス業のみが下落した。

後場は、引き続き堅調な展開が予想される。円安・ドル高を受けた輸出関連株への物色が続くほか、国内主要企業の4-6月期決算発表が続いており好業績・好決算銘柄への物色意欲が株価下支え要因となろう。テクニカル面では、25日移動平均線に沿って推移しており、過熱感には乏しい。一方、半導体関連株は軟調に推移しているが、これらが後場戻すような展開となると、指数のさらなる上振れ余地も期待できそうだ。

■ドル・円は伸び悩み、米9月利下げを意識

6日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、147円45銭から147円75銭まで上昇後はやや失速した。日経平均株価の堅調地合いで円売りに振れ、ドルを押し上げる場面もあった。ただ、米9月利下げが意識され、上値では下押し圧力が強まりやすい。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円45銭から147円75銭、ユ-ロ・円は170円71銭から170円93銭、ユ-ロ・ドルは1.1564ドルから1.1585ドル。

■後場のチェック銘柄

・エレベーターコミュニケーションズ<353A>、イルグルム<3690>など、5銘柄がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はダイキン工業<6367>

■経済指標・要人発言

【経済指標】

・米・6月貿易収支:-602億ドル
(予想:-610億ドル、5月:-717億ドル←-715億ドル)
・米・7月ISM非製造業景況指数:50.1
(予想:51.5、6月:50.8)
・米・7月サービス業PMI改定値:55.7
(予想:55.2、速報:54.6)
・米・7月総合PMI改定値:55.1
(予想:54.6、速報:54.6)
・カナダ・6月貿易収支:-58.6億加ドル
(予想―63億加ドル、5月-54.9加億ドル―58.6億加ドル)

【要人発言】

・河野・自民党議員
「円高誘導のため利上げが必要」

・ウィリスNZ財務相
「NZの輸出は今後も好調が続くと見込む」
「今年後半に失業率が低下すると予想」

<国内>
・特になし

<海外>
・13:30 インド準備銀行政策金利発表(予想:5.50%、前回:5.50%)




<CS>



 
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