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米国株式市場見通し:ジャクソンホール会合におけるパウエル議長講演が焦点に

*14:29JST 米国株式市場見通し:ジャクソンホール会合におけるパウエル議長講演が焦点に
21日にはジャクソンホール会合が開催され、22日に予定されているパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が最も注目されるイベントとなろう。9月の利下げが示唆される可能性は高いとみられ、来週は引き続き期待感が先行する余地も残りそうだ。ただ、市場での織り込みは十分に進みつつあり、0.25%の利下げにとどまるような示唆であれば、その後は出尽くし感が強まっていくことにもなろう。

PPIが大幅な伸びとなったほか、ミシガン大学期待インフレ率も上昇、さらに、輸入物価指数がプラスに反転したことは、関税によるインフレへの影響が強まりつつあることも意味する。9月以降の利下げ継続に関しては不透明感も残っているといえよう。どのタイミングで出尽くし感が警戒されてくるのかがポイントとなってこよう。

今週末は決算が嫌気されてアプライド・マテリアルズが大幅に下落、上昇基調が続く半導体関連にも先行きの不透明感が意識されるところ。半導体関税の影響などにも目先は警戒感が強まる余地もあろう。一方、エヌビディアの決算発表が翌週27日に予定されている。決算期待は高いものの、発表後の株価反応に関しては、一段高へのハードルはかなり高まっていると考えられる。期待感から出尽くし感警戒への転換点を見極めることが、半導体関連株全般にとって重要となりそうだ。

そのほか、ホーム・デポ、ウォルマート、エスティローダーなど個人消費関連企業の決算発表も相次ぐ。先行きの悪化見通し度合いによっては、全体相場への影響などにも警戒が必要となろう。

経済指標は、18日に8月NY連銀ビジネスリーダーズサーベイ、8月住宅市場指数、19日に7月住宅着工件数、7月建設許可件数、20日に7月29-30日開催のFOMC議事録、21日に8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、8月S&P製造業PMI、8月サービス業PMI、7月中古住宅販売件数、新規失業保険申請件数などが発表予定。なお、21日から23日にかけてジャクソンホール会合が開催予定。

主要企業の決算は、18日にパロアルト・ネットワークス、19日にホーム・デポ、キーサイト・テクノロジーズ、メドトロニック、トール・ブラザーズ、20日にアナログ・デバイシズ、エスティローダー、ロウズ、ターゲット、TJX、21日にインテュイト、ワークデイ、ウォルマート、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズなどが予定されている。




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