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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は42000円処での底堅さを見極め~
2025/09/03 08:53
*08:53JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は42000円処での底堅さを見極め~
3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■日経平均は42000円処での底堅さを見極め
■コーエーテクモ、1Q営業利益 37.5%減 35.74億円
■前場の注目材料:シスメックス、日本電子の医用機器買収、海外展開強化
■日経平均は42000円処での底堅さを見極め
3日の日本株市場は、売り先行で始まった後は42000円処での底堅さを見極めながらの相場展開になりそうだ。2日の米国市場はNYダウが249ドル安、ナスダックは175ポイント安だった。米連邦控訴裁判所によるトランプ政権の関税措置を無効とする判断を受け、不透明感が強まった。ただし、8月の米ISM製造業景況指数が前月から改善したことで米経済の底堅さが示されたとして、終盤にかけて下落幅を縮めている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円安の42085円、円相場は1ドル=148円30銭台で推移している。
日経225先物のナイトセッションは日中比200円安の42150円で始まり、一時41690円まで売られる場面もみられた。自民党の森山裕幹事長が党の両院議員総会で辞任する意向を表明したことをきっかけに為替市場で円売り・ドル買いの動きが強まったことが先物市場での売り仕掛け的な動きに向かわせたようである。その後も米国市場の不安定な値動きの影響を受けたものの、終盤にかけて下げ幅を縮めており、42180円で終えている。朝方はインデックスに絡んだ売りが先行する形になりそうだが、日経平均は42000円処での底堅さがみられるようだと、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
昨日は海外勢のフローが限られていたことでこう着感の強い相場展開だったが、米国の休場明けで海外勢の資金流入は増えることになろう。なお、自民党の麻生最高顧問は、3日に開かれる麻生派の研修会で、総裁選挙の実施を求める考えを明らかにする意向が伝えられている。国内政治の不透明感が強まるなか、リスク回避姿勢を強めてくるようだと、先物主導で下へのバイアスが強まる可能性はあるだろう。
ただ、昨日はハイテクの一角が弱含む一方で、三菱商事<8058>など大手商社株が軒並み買われていた。バフェット銘柄として関心が高いこともあるが、政治不安が高まるなかにおいては、バリュー志向の物色に向かわせる可能性がありそうだ。また、外部環境の影響を受けにくい中小型株の一角などにも押し目を拾う動きがみられそうだ。
■コーエーテクモ、1Q営業利益 37.5%減 35.74億円
コーエーテクモ<3635>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比15.9%減の148億円、営業利益は同37.5%減の35億7400万円だった。リピート販売と既存の運営タイトルが中心であり新規タイトルの寄与が限定的だった。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(42310.49、+121.70)
・米原油先物相場は上昇(65.59、+1.58)
・為替相場は円安・ドル高(148.30-40)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・シスメックス<6869>日本電子の医用機器買収、海外展開強化
・大阪ガス<9532>「e-メタン」研究加速、今月末に新拠点稼働
・ソフトバンクG<9984>企業価値、11兆円に急拡大、出資先の英レボリュート
・オークマ<6103>岐阜に物流拠点完成、生産リードタイム10%短縮
・三井E&S<7003>社長・高橋岳之氏、舶用エンジン受注好調
・三菱重工<7011>原子力安全規格の国際認証取得
・スマートドライブ<5137>M&A加速、クラウド顧客管理を子会社化
・キオクシアHD<285A>広帯域・大容量NAND、AI向け試作
・住友化学<4005>天然素材情報基盤を拡充、掲載3倍へ
・DIC<4631>食品接触向け内面コート剤でアジア深耕
・広島ガス<9535>関東と東北で家庭用電力を販売、25日から
・テノックス<1905>ベトナムのコンクリパイル工場買収
・大気社<1979>「植物工場」第3の柱に、建設コンサル収益化
・富士フイルムHD<4901>取締役・飯田年久氏、バイオCDMO拡大
・サワイGHD<4887>トラストファーマテック、後発薬を年25億錠増産
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・4-6月期国内総生産(予想:前年比+1.6%、前期:+1.3%)
・10:45 中国・8月サービス業PMI(予想:52.5、7月:52.6)
<ST>
3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■日経平均は42000円処での底堅さを見極め
■コーエーテクモ、1Q営業利益 37.5%減 35.74億円
■前場の注目材料:シスメックス、日本電子の医用機器買収、海外展開強化
■日経平均は42000円処での底堅さを見極め
3日の日本株市場は、売り先行で始まった後は42000円処での底堅さを見極めながらの相場展開になりそうだ。2日の米国市場はNYダウが249ドル安、ナスダックは175ポイント安だった。米連邦控訴裁判所によるトランプ政権の関税措置を無効とする判断を受け、不透明感が強まった。ただし、8月の米ISM製造業景況指数が前月から改善したことで米経済の底堅さが示されたとして、終盤にかけて下落幅を縮めている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円安の42085円、円相場は1ドル=148円30銭台で推移している。
日経225先物のナイトセッションは日中比200円安の42150円で始まり、一時41690円まで売られる場面もみられた。自民党の森山裕幹事長が党の両院議員総会で辞任する意向を表明したことをきっかけに為替市場で円売り・ドル買いの動きが強まったことが先物市場での売り仕掛け的な動きに向かわせたようである。その後も米国市場の不安定な値動きの影響を受けたものの、終盤にかけて下げ幅を縮めており、42180円で終えている。朝方はインデックスに絡んだ売りが先行する形になりそうだが、日経平均は42000円処での底堅さがみられるようだと、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
昨日は海外勢のフローが限られていたことでこう着感の強い相場展開だったが、米国の休場明けで海外勢の資金流入は増えることになろう。なお、自民党の麻生最高顧問は、3日に開かれる麻生派の研修会で、総裁選挙の実施を求める考えを明らかにする意向が伝えられている。国内政治の不透明感が強まるなか、リスク回避姿勢を強めてくるようだと、先物主導で下へのバイアスが強まる可能性はあるだろう。
ただ、昨日はハイテクの一角が弱含む一方で、三菱商事<8058>など大手商社株が軒並み買われていた。バフェット銘柄として関心が高いこともあるが、政治不安が高まるなかにおいては、バリュー志向の物色に向かわせる可能性がありそうだ。また、外部環境の影響を受けにくい中小型株の一角などにも押し目を拾う動きがみられそうだ。
■コーエーテクモ、1Q営業利益 37.5%減 35.74億円
コーエーテクモ<3635>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比15.9%減の148億円、営業利益は同37.5%減の35億7400万円だった。リピート販売と既存の運営タイトルが中心であり新規タイトルの寄与が限定的だった。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(42310.49、+121.70)
・米原油先物相場は上昇(65.59、+1.58)
・為替相場は円安・ドル高(148.30-40)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・シスメックス<6869>日本電子の医用機器買収、海外展開強化
・大阪ガス<9532>「e-メタン」研究加速、今月末に新拠点稼働
・ソフトバンクG<9984>企業価値、11兆円に急拡大、出資先の英レボリュート
・オークマ<6103>岐阜に物流拠点完成、生産リードタイム10%短縮
・三井E&S<7003>社長・高橋岳之氏、舶用エンジン受注好調
・三菱重工<7011>原子力安全規格の国際認証取得
・スマートドライブ<5137>M&A加速、クラウド顧客管理を子会社化
・キオクシアHD<285A>広帯域・大容量NAND、AI向け試作
・住友化学<4005>天然素材情報基盤を拡充、掲載3倍へ
・DIC<4631>食品接触向け内面コート剤でアジア深耕
・広島ガス<9535>関東と東北で家庭用電力を販売、25日から
・テノックス<1905>ベトナムのコンクリパイル工場買収
・大気社<1979>「植物工場」第3の柱に、建設コンサル収益化
・富士フイルムHD<4901>取締役・飯田年久氏、バイオCDMO拡大
・サワイGHD<4887>トラストファーマテック、後発薬を年25億錠増産
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・4-6月期国内総生産(予想:前年比+1.6%、前期:+1.3%)
・10:45 中国・8月サービス業PMI(予想:52.5、7月:52.6)
<ST>




