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米国株式市場見通し:大幅利下げ期待高まるか、インフレ指標に関心強まる状況へ

*14:35JST 米国株式市場見通し:大幅利下げ期待高まるか、インフレ指標に関心強まる状況へ
雇用統計の下振れを受けて、9月16-17日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.50%までの利下げ幅拡大の可能性も浮上してきている。10日発表の生産者物価指数(PPI)、11日の消費者物価指数(CPI)の落ち着き次第では、その可能性が高まることにもなろう。売り一巡後、短期的に大幅利下げへの期待がハイテク株中心に高まる展開も想定しておきたい。ただ、こうしたインフレ指標が上振れした場合、9月利下げ自体は完全に織り込まれている中、FOMCが当面の出尽くし感へとつながってしまう公算も大きくなる。

先週末にかけては、シカゴ購買部協会景気指数やミシガン大学消費者マインド指数が予想以上に悪化していたが、今週も、雇用統計のほか、ISM製造業景気指数、ベージュブックなど景気の減速を示すものが多くなっている。今後、景気の悪化に対する警戒感が優勢になってくる余地もあろう。来週のミシガン大学消費者マインド指数のほか、翌週16日に予定されている小売売上高なども警戒すべき経済指標となろう。ちなみに、16日には輸出入物価も発表予定だが、仮に輸入物価の上昇が顕著となれば、関税政策によるインフレ高進があらためて意識されることとなり、長期金利の上昇を促すものとなる公算がある。

ほか、来週は、8日に予定されているフランスの内閣信任投票などもリスク要因となる。9日にはアップルの新製品発表イベントが開催予定であり、内容次第ではアップルはじめ関連銘柄などへの関心が高まっていく可能性もあろう。

経済指標は、8日に7月消費者信用残高、10日に8月生産者物価、11日に8月消費者物価、8月財政収支、新規失業保険申請件数、12日に9月ミシガン大学消費者マインド指数などが発表予定。なお、9日には米アップルの新製品発表イベントが開催される。

企業決算発表は、9日にフュエルセル・エナジー、セールポイント・テクノロジーズ、シルバーゲート・キャピタル、エアロバイロメント、ゲームストップ、オラクル、シノプシス、11日にクローガー、アドビ、RHなどが予定されている。




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