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ユーロ週間見通し:下げ渋りか、フランスの政治不安残る

*14:19JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、フランスの政治不安残る
■強含み、米9月利下げの可能性高まる

今週のユーロ・ドルは強含み。米国のインフレ持続を意識したユーロ売り・米ドル買いが観測された。しかしながら、米金融当局の発言を受けて米国の9月利下げの可能性が高まったことや9月5日発表の8月米雇用統計は市場予想を下回ったことから、ユーロ買い・米ドル売りが優勢となった。取引レンジ:1.1608ドル-1.1760ドル。

■下げ渋りか、ECB利下げ休止も仏政局を警戒

来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。フランスのバイル内閣に対する9月8日の信任投票で政治情勢の混迷が警戒されており、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが強まる可能性がある。ただ、米国金利の先安観が浮上していること、9月11日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会で利下げ休止が決定される公算が大きいことから、ユーロ売りは縮小するとみられる。

予想レンジ:1.1550ドル-1.1800ドル

■強含み、日銀による早期追加利上げ観測は後退

今週のユーロ・円は強含み。ウクライナ戦争の早期終結は実現困難との見方でユーロ売りが一時優勢となったが、日本銀行による年内追加利上げ観測は後退し、調整的なユーロ買い・円売りが広がった。ただ、フランスの政治不安は消えていないため、リスク選好的なユーロ買いは拡大しなかった。取引レンジ:171円80銭-173円41銭。

■下げ渋りか、フランスの政治不安残る

来週のユーロ・円は下げ渋りか。9月8日に予定されるフランスのバイル内閣に対する信任投票で政治不安が増大した場合、リスク回避的なユーロ売りが強まりそうだ。ただ、9月11日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会で利下げ休止が予想されており、日本の財政悪化が警戒されていることから、ユーロ売り・円買いが急拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・11日:欧州中央銀行理事会(政策金利は据え置き予想)

予想レンジ:171円00銭-174円00銭




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