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10日の米国市場ダイジェスト:NYダウは220ドル安、PPIを好感も利益確定売りが上値抑制
2025/09/11 08:00
*08:00JST 10日の米国市場ダイジェスト:NYダウは220ドル安、PPIを好感も利益確定売りが上値抑制
■NY株式:NYダウは220ドル安、PPIを好感も利益確定売りが上値抑制
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は220.42ドル安の45490.92ドル、ナスダックは6.57ポイント高の21886.06で取引を終了した。
生産者物価指数(PPI)が予想外のマイナスとなり、インフレ減速があらたに証明されたため利下げ期待に寄り付き後、上昇。過去最高値付近から利益確定売りに押され、相場は下落に転じた。ナスダックは終盤にかけて金利安に支えられプラス圏を回復、連日で過去最高値を更新し、まちまちで終了。セクター別では半導体・同製造装置、公益事業が上昇した一方、小売が下落した。
ソフトウエアメーアーのオラクル(ORCL)は四半期決算で示したクラウドインフラ事業についての強気の見通しが好感されたほか、オープンAIが同社のコンピューティングパワーを5年間にわたり3000億ドル相当で購入する契約を締結したことが報道で明らかになり、上昇。ビデオゲーム販売のゲーム・ストップ(GME)は第2四半期決算でハードウェアやアクセサリーの純売上が予想を上回り、上昇。
オンラインペットフード小売りのチューイ(CHWY)は第2四半期決算で、顧客増加ペースが期待に満たず、失望感に売られた。電子設計自動化ソリューション提供のシノプシス(SNPS)は四半期決算で政府の対中輸出規制などが影響し、調整後の1株当たり利益が予想を下回り大きく売られた。
スウェーデンの後払いサービス会社、クラーナ(KLAR)はニューヨーク証券取引所に上場。上場価格を上回る価格で終了し、順調なスタートを切った。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米8月PPIは市場予想を下回る、9月FOMC大幅利下げの可能性も
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円13銭へ下落したのち147円65銭まで上昇し、147円43銭で引けた。米8月生産者物価指数(PPI)が予想外に低下したため、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利下げ観測が強まりドル売りが加速。その後、7月卸売売上高が予想上回り下げ止まった。
ユーロ・ドルは1.1691ドルまで下落後、1.1730ドルまで上昇し、1.1696ドルで引けた。フランスで新首相が就任し、政局不安を受けたユーロ売りが緩和した。ユーロ・円は172円91銭へ上昇後、172円39銭まで下落。ポンド・ドルは1.3564ドルへ上昇後、1.3523ドルまで下落。ドル・スイスは0.7963フランから0.7995フランまで上昇。
■NY原油:大幅高で63.67ドル、一時64.08ドルまで値上り
NY原油先物10月限は大幅高(NYMEX原油10月限終値:63.67 ↑1.04)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.04ドル(+1.66%)の63.67ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.72ドル-64.08ドル。中東情勢の不安定化や米長期金利の低下を意識した買いが入ったようだ。通常取引終了後の時間外取引では主に63.70ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 50.13ドル -0.16ドル(-0.31%)
モルガン・スタンレー(MS) 154.12ドル +1.90ドル(+1.24%)
ゴールドマン・サックス(GS)769.58ドル +5.66ドル(+0.74%)
インテル(INTC) 24.77ドル +0.33ドル(+1.35%)
アップル(AAPL) 226.79ドル -7.56ドル(-3.22%)
アルファベット(GOOG) 239.56ドル -0.38ドル(-0.15%)
メタ(META) 751.98ドル -13.72ドル(-1.79%)
キャタピラー(CAT) 422.91ドル +4.82ドル(+1.15%)
アルコア(AA) 30.93ドル -0.34ドル(-1.08%)
ウォルマート(WMT) 100.41ドル -1.88ドル(-1.83%)
<ST>
■NY株式:NYダウは220ドル安、PPIを好感も利益確定売りが上値抑制
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は220.42ドル安の45490.92ドル、ナスダックは6.57ポイント高の21886.06で取引を終了した。
生産者物価指数(PPI)が予想外のマイナスとなり、インフレ減速があらたに証明されたため利下げ期待に寄り付き後、上昇。過去最高値付近から利益確定売りに押され、相場は下落に転じた。ナスダックは終盤にかけて金利安に支えられプラス圏を回復、連日で過去最高値を更新し、まちまちで終了。セクター別では半導体・同製造装置、公益事業が上昇した一方、小売が下落した。
ソフトウエアメーアーのオラクル(ORCL)は四半期決算で示したクラウドインフラ事業についての強気の見通しが好感されたほか、オープンAIが同社のコンピューティングパワーを5年間にわたり3000億ドル相当で購入する契約を締結したことが報道で明らかになり、上昇。ビデオゲーム販売のゲーム・ストップ(GME)は第2四半期決算でハードウェアやアクセサリーの純売上が予想を上回り、上昇。
オンラインペットフード小売りのチューイ(CHWY)は第2四半期決算で、顧客増加ペースが期待に満たず、失望感に売られた。電子設計自動化ソリューション提供のシノプシス(SNPS)は四半期決算で政府の対中輸出規制などが影響し、調整後の1株当たり利益が予想を下回り大きく売られた。
スウェーデンの後払いサービス会社、クラーナ(KLAR)はニューヨーク証券取引所に上場。上場価格を上回る価格で終了し、順調なスタートを切った。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米8月PPIは市場予想を下回る、9月FOMC大幅利下げの可能性も
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円13銭へ下落したのち147円65銭まで上昇し、147円43銭で引けた。米8月生産者物価指数(PPI)が予想外に低下したため、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利下げ観測が強まりドル売りが加速。その後、7月卸売売上高が予想上回り下げ止まった。
ユーロ・ドルは1.1691ドルまで下落後、1.1730ドルまで上昇し、1.1696ドルで引けた。フランスで新首相が就任し、政局不安を受けたユーロ売りが緩和した。ユーロ・円は172円91銭へ上昇後、172円39銭まで下落。ポンド・ドルは1.3564ドルへ上昇後、1.3523ドルまで下落。ドル・スイスは0.7963フランから0.7995フランまで上昇。
■NY原油:大幅高で63.67ドル、一時64.08ドルまで値上り
NY原油先物10月限は大幅高(NYMEX原油10月限終値:63.67 ↑1.04)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.04ドル(+1.66%)の63.67ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.72ドル-64.08ドル。中東情勢の不安定化や米長期金利の低下を意識した買いが入ったようだ。通常取引終了後の時間外取引では主に63.70ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 50.13ドル -0.16ドル(-0.31%)
モルガン・スタンレー(MS) 154.12ドル +1.90ドル(+1.24%)
ゴールドマン・サックス(GS)769.58ドル +5.66ドル(+0.74%)
インテル(INTC) 24.77ドル +0.33ドル(+1.35%)
アップル(AAPL) 226.79ドル -7.56ドル(-3.22%)
アルファベット(GOOG) 239.56ドル -0.38ドル(-0.15%)
メタ(META) 751.98ドル -13.72ドル(-1.79%)
キャタピラー(CAT) 422.91ドル +4.82ドル(+1.15%)
アルコア(AA) 30.93ドル -0.34ドル(-1.08%)
ウォルマート(WMT) 100.41ドル -1.88ドル(-1.83%)
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