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欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米政府機関の閉鎖リスクで
2025/10/01 18:09
*18:09JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米政府機関の閉鎖リスクで
1日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測は一服し、ドルに買戻しが入りやすい。ただ、米国政府の一部閉鎖の懸念から、ドルは下押し圧力が続きそうだ。
前日は米政府機関の一部閉鎖リスクや米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げが意識され、米金利安・ドル安に振れた。ユーロ・ドルは1.1710ドル台から1.1760ドル台に浮上、ドル・円は148円付近から147円60銭台に値を下げた。本日アジア市場で、ドル・円は米金利の持ち直しで148円20銭台に再浮上。ただ、機関投資家のまとまった株売りで日経平均株価は大幅に下げ、ドル・円は円買いで上昇分を削る展開となった。
この後の海外市場は引き続き米雇用関連統計を注視する展開。前日のJOLTS求人件数は良好な内容だったが、今晩のADP雇用統計では民間部門の雇用減少が見込まれる。それにより追加利下げ観測が強まればドル売りを誘発する見通し。その後のISM製造業景況指数が改善すれば金融緩和観測を弱める要因となり、ドルの買戻し要因になる。一方、政府機関の閉鎖懸念は継続し、財政協議の行方をにらみリスク回避の円買いが主要通貨の重石となろう。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・9月製造業PMI改定値(速報値:49.5)
・18:00 ユーロ圏・9月消費者物価指数速報(予想:前年比+2.2%、8月:+2.0%)
・21:15 米・9月ADP雇用統計(予想:前月比+5.0万人、8月:+5.4万人)
・22:45 米・9月製造業PMI改定値(速報値:52.0)
・23:00 米・9月ISM製造業景況指数(予想:49.2、8月:48.7)
<AK>
1日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測は一服し、ドルに買戻しが入りやすい。ただ、米国政府の一部閉鎖の懸念から、ドルは下押し圧力が続きそうだ。
前日は米政府機関の一部閉鎖リスクや米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げが意識され、米金利安・ドル安に振れた。ユーロ・ドルは1.1710ドル台から1.1760ドル台に浮上、ドル・円は148円付近から147円60銭台に値を下げた。本日アジア市場で、ドル・円は米金利の持ち直しで148円20銭台に再浮上。ただ、機関投資家のまとまった株売りで日経平均株価は大幅に下げ、ドル・円は円買いで上昇分を削る展開となった。
この後の海外市場は引き続き米雇用関連統計を注視する展開。前日のJOLTS求人件数は良好な内容だったが、今晩のADP雇用統計では民間部門の雇用減少が見込まれる。それにより追加利下げ観測が強まればドル売りを誘発する見通し。その後のISM製造業景況指数が改善すれば金融緩和観測を弱める要因となり、ドルの買戻し要因になる。一方、政府機関の閉鎖懸念は継続し、財政協議の行方をにらみリスク回避の円買いが主要通貨の重石となろう。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・9月製造業PMI改定値(速報値:49.5)
・18:00 ユーロ圏・9月消費者物価指数速報(予想:前年比+2.2%、8月:+2.0%)
・21:15 米・9月ADP雇用統計(予想:前月比+5.0万人、8月:+5.4万人)
・22:45 米・9月製造業PMI改定値(速報値:52.0)
・23:00 米・9月ISM製造業景況指数(予想:49.2、8月:48.7)
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