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7日の米国市場ダイジェスト:NYダウは91ドル安、AIバブル警戒感が高まる
2025/10/08 07:59
*07:59JST 7日の米国市場ダイジェスト:NYダウは91ドル安、AIバブル警戒感が高まる
■NY株式:NYダウは91ドル安、AIバブル警戒感が高まる
米国株式市場は下落。ダウ平均は91.99ドル安の46602.98ドル、ナスダックは153.31ポイント安の22788.36で取引を終了した。
相場に楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じた。その後も終日軟調に推移し、終了。セクター別では家庭・パーソナル用品、保険が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。
ITサービス・コンサルティングのIBM(IBM)はAI企業のアンソロピックと戦略的提携を発表し、上昇。ニューヨーク証券取引所(NYSE)を傘下に持つインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)は、予測市場プラットフォーム、ポリマーケットに20億ドル規模の投資を行う計画を発表し、上昇。PCメーカーのデル・テクノロジーズ(DELL)はAIの強い需要を背景に今後4年の見通しを引き上げ、上昇した。
ソフトウエアメーカーのオラクル(ORCL)はクラウドコンピューティングビジネスの利益率が想定を下回っているとの一部報道が嫌気され、下落。飲料会社のコンステレーション・ブランズ(STZ)は第2四半期決算で売上が警戒された程落ち込まず、上昇。自動車メーカーのフォード(F)は主要サプライヤー、ノベリスのアルミ工場火災が生産に影響を与えるとの懸念に、下落。高級住宅建設会社のトールブラザーズ(TOL)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。
連邦準備制度理事会(FRB)のマイラン理事はもし、金融政策の調整がなければ、リスクになると、警告した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:円キャリー取引活発化で円全面安
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円71銭から152円04銭まで上昇し、151円95銭で引けた。米9月NY連銀調査で消費者のインフレ期待率が上昇し連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利下げ観測後退でドル買いが強まったほか、日銀の10月利上げ観測後退に伴う円売りがさらに強まった。
ユーロ・ドルは1.1681ドルへ強含んだのち、1.1648ドルまで下落し、1.1657ドルで引けた。フランスの政局不安を受けたユーロ売りに押された。ユーロ・円は175円88銭から177円15銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3394ドルから1.3454ドルまで上昇。ドル・スイスは0.7992フランへ上昇後、0.7966フランまで下落した。
■NY原油:小幅高で61.73ドル、時間外取引で62.10ドルまで上げ幅拡大
NY原油先物11月限は小幅高(NYMEX原油11月限終値:61.73 ↑0.04)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.04ドル(+0.06%)の61.73ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは60.72-62.10ドル。米国市場の前半にかけて60.72ドルまで値を下げたが、主要産油国による生産増加は織り込み済みのため、売りは続かず。通常取引終了後の時間外取引で62.10ドルまで買われている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 50.29ドル -0.10ドル(-0.19%)
モルガン・スタンレー(MS) 155.97ドル -2.12ドル(-1.34%)
ゴールドマン・サックス(GS)789.65ドル -7.13ドル(-0.89%)
インテル(INTC) 37.17ドル +0.58ドル(+1.58%)
アップル(AAPL) 256.48ドル -0.21ドル(-0.08%)
アルファベット(GOOG) 247.13ドル -4.38ドル(-1.74%)
メタ(META) 713.08ドル -2.58ドル(-0.36%)
キャタピラー(CAT) 486.71ドル -8.67ドル(-1.75%)
アルコア(AA) 35.53ドル +1.74ドル(+5.14%)
ウォルマート(WMT) 103.24ドル +0.54ドル(+0.52%)
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■NY株式:NYダウは91ドル安、AIバブル警戒感が高まる
米国株式市場は下落。ダウ平均は91.99ドル安の46602.98ドル、ナスダックは153.31ポイント安の22788.36で取引を終了した。
相場に楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じた。その後も終日軟調に推移し、終了。セクター別では家庭・パーソナル用品、保険が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。
ITサービス・コンサルティングのIBM(IBM)はAI企業のアンソロピックと戦略的提携を発表し、上昇。ニューヨーク証券取引所(NYSE)を傘下に持つインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)は、予測市場プラットフォーム、ポリマーケットに20億ドル規模の投資を行う計画を発表し、上昇。PCメーカーのデル・テクノロジーズ(DELL)はAIの強い需要を背景に今後4年の見通しを引き上げ、上昇した。
ソフトウエアメーカーのオラクル(ORCL)はクラウドコンピューティングビジネスの利益率が想定を下回っているとの一部報道が嫌気され、下落。飲料会社のコンステレーション・ブランズ(STZ)は第2四半期決算で売上が警戒された程落ち込まず、上昇。自動車メーカーのフォード(F)は主要サプライヤー、ノベリスのアルミ工場火災が生産に影響を与えるとの懸念に、下落。高級住宅建設会社のトールブラザーズ(TOL)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。
連邦準備制度理事会(FRB)のマイラン理事はもし、金融政策の調整がなければ、リスクになると、警告した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:円キャリー取引活発化で円全面安
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円71銭から152円04銭まで上昇し、151円95銭で引けた。米9月NY連銀調査で消費者のインフレ期待率が上昇し連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利下げ観測後退でドル買いが強まったほか、日銀の10月利上げ観測後退に伴う円売りがさらに強まった。
ユーロ・ドルは1.1681ドルへ強含んだのち、1.1648ドルまで下落し、1.1657ドルで引けた。フランスの政局不安を受けたユーロ売りに押された。ユーロ・円は175円88銭から177円15銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3394ドルから1.3454ドルまで上昇。ドル・スイスは0.7992フランへ上昇後、0.7966フランまで下落した。
■NY原油:小幅高で61.73ドル、時間外取引で62.10ドルまで上げ幅拡大
NY原油先物11月限は小幅高(NYMEX原油11月限終値:61.73 ↑0.04)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.04ドル(+0.06%)の61.73ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは60.72-62.10ドル。米国市場の前半にかけて60.72ドルまで値を下げたが、主要産油国による生産増加は織り込み済みのため、売りは続かず。通常取引終了後の時間外取引で62.10ドルまで買われている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 50.29ドル -0.10ドル(-0.19%)
モルガン・スタンレー(MS) 155.97ドル -2.12ドル(-1.34%)
ゴールドマン・サックス(GS)789.65ドル -7.13ドル(-0.89%)
インテル(INTC) 37.17ドル +0.58ドル(+1.58%)
アップル(AAPL) 256.48ドル -0.21ドル(-0.08%)
アルファベット(GOOG) 247.13ドル -4.38ドル(-1.74%)
メタ(META) 713.08ドル -2.58ドル(-0.36%)
キャタピラー(CAT) 486.71ドル -8.67ドル(-1.75%)
アルコア(AA) 35.53ドル +1.74ドル(+5.14%)
ウォルマート(WMT) 103.24ドル +0.54ドル(+0.52%)
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