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欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米政策運営の不透明感で
2025/10/21 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米政策運営の不透明感で
21日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。高市政権の発足を受けた円売りは一服するとみられ、上げ幅を縮小。一方、米トランプ政権の政策運営の不透明感は払拭されず、ドルは積極的に買いづらいだろう。
米政府機関の一部閉鎖が早期に終結するとの期待が高まるなか、米長期金利の低下でドル売りが先行。ただ、米中通商摩擦をめぐる過度な懸念は和らぎ、ドルに買戻しが強まった。ユーロ・ドルは1.1660ドル台から失速し、ドル・円は150円40銭台から値を戻す展開に。本日アジア市場で臨時国会が注目されるなか、自民党の高市総裁が首相に選出され、円買いは後退。ただ、円売りは限定的でドル・円は夕方にかけて値を下げた。
この後の海外市場は政治情勢を見極める展開となりそうだ。政府閉鎖問題の解決期待から、米金利が回復すればがドル買いに振れやすい。また、24日発表の米消費者物価指数(CPI)でインフレ加速が示されれば連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測が後退しかねないとの見方から、ドルは売りづらい。米株高継続ならリスク選好的な円売りも見込まれる。ただ、米中摩擦激化の懸念は根強く、ドルは水準を切り上げる値動きは想定しにくい。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 加・9月消費者物価指数(予想:前年比+2.2%、8月:+1.9%)
<CS>
21日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。高市政権の発足を受けた円売りは一服するとみられ、上げ幅を縮小。一方、米トランプ政権の政策運営の不透明感は払拭されず、ドルは積極的に買いづらいだろう。
米政府機関の一部閉鎖が早期に終結するとの期待が高まるなか、米長期金利の低下でドル売りが先行。ただ、米中通商摩擦をめぐる過度な懸念は和らぎ、ドルに買戻しが強まった。ユーロ・ドルは1.1660ドル台から失速し、ドル・円は150円40銭台から値を戻す展開に。本日アジア市場で臨時国会が注目されるなか、自民党の高市総裁が首相に選出され、円買いは後退。ただ、円売りは限定的でドル・円は夕方にかけて値を下げた。
この後の海外市場は政治情勢を見極める展開となりそうだ。政府閉鎖問題の解決期待から、米金利が回復すればがドル買いに振れやすい。また、24日発表の米消費者物価指数(CPI)でインフレ加速が示されれば連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測が後退しかねないとの見方から、ドルは売りづらい。米株高継続ならリスク選好的な円売りも見込まれる。ただ、米中摩擦激化の懸念は根強く、ドルは水準を切り上げる値動きは想定しにくい。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 加・9月消費者物価指数(予想:前年比+2.2%、8月:+1.9%)
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