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前場に注目すべき3つのポイント~AI関連株への成長期待が再燃~
2025/11/11 08:44
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~AI関連株への成長期待が再燃~
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■AI関連株への成長期待が再燃
■三菱地所、2Q営業利益 7.7%増 1075億円
■前場の注目材料:大日本印刷、ICカード再資源化、金属部分を効率除去
■AI関連株への成長期待が再燃
11日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後もリバウンド基調が強まりやすい相場展開になろう。10日の米国市場はNYダウが381ドル高、ナスダックは522ポイント高だった。米政府機関の閉鎖終了が近づいたとの期待から買いが先行した。ジョンソン下院議長が速やかな採決を呼びかけ期待感が高まった。さらに、エヌビディアが大幅高となり、AI関連株への成長期待が再燃する形となり、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の51275円、円相場は1ドル=154円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時50740円まで売られる場面もみられたが、終盤にかけての切り返しで一時51300円まで買われ、51260円とボリンジャーバンドの+1σを上回って終えた。昨日の日経平均株価は635円高で+1σ(50888円)を捉えてきており、同バンドを明確に上抜けてくることが見込まれる。エヌビディアの大幅高が支援材料となり、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>がリバウンドをみせてくると見込まれ、半導体・AI関連株への物色が日経平均株価を押し上げる展開が期待される。
本日はソフトバンクG<9984>の決算が控えている。指数インパクトが大きい値がさ株のため、決算内容を見極めたいとする様子見姿勢が強まる可能性はありそうだ。一方で、同社は直近の大幅な調整によって25日線を割り込み、-1σ水準まで下げてきたことで、決算を前に買い戻しを誘う可能性もある。リバウンドを強めてくるようだと、先物市場においてもロングを強めてくると考えられ、これがインデックスに絡んだ買いに向かわせて相場全体を押し上げてくる展開も意識しておきたい。
もっとも、買い一巡後はこう着感が強まる可能性もあるため、決算を手掛かりにした個別での値幅取り狙いが中心になりやすい。なお、昨夕に決算を発表したところでは、構造計画HD<208A>、網屋<4258>、yutori<5892>、サンテック<1960>、大阪チタ<5726>、ホープ<6195>、ストライダーズ<9816>、日東工<6651>、フォーラムエンジニア<7088>、フォスター電<6794>、イーグル工<6486>、ニプロ<8086>、Iスペース<2122>などが注目されよう。
■三菱地所、2Q営業利益 7.7%増 1075億円
三菱地所<8802>が発表した2026年3月期第2四半期の連結業績は、営業収益が前年同期比15.9%増の7432億400万円、営業利益は同7.7%増の1075億9000万円だった。営業利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前年同期を上回り、通期業績見通し達成に向けて順調に進捗。 キャピタルゲインの計上は下期を中心に予定しており、想定どおりの進捗。通期業績見通しに変更無し。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(50911.76、+635.39)
・NYダウは上昇(47368.63、+381.53)
・ナスダック総合指数は上昇(23527.18、+522.64)
・SOX指数は上昇(7156.95、+209.59)
・シカゴ日経225先物は上昇(51275、+225)
・VIX指数は低下(17.60、-1.48)
・為替相場は円安・ドル高(154.00-10)
・米原油先物相場は上昇(60.13、+0.38)
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・大日本印刷<7912>ICカード再資源化、金属部分を効率除去
・古河電工<5801>DC水冷機器、生産増強で追加投資
・シャープ<6753>AIDC向けサーバー、27年めど事業化
・住友商事<8053>油井管でオマーンに合弁、再生エネ供給網を視野
・日本製鉄<5401>住友商事と、英シェルと契約更改、10年間油井管供給
・トヨタ自<7203>水素エンジン搭載ラリーカーを国内初披露、1600cc直列3気筒
・SUBARU<7270>EV戦略見直し、内燃機関・HV投資厚く
・日本触媒<4114>三菱重工とアンモニア分解技術開発、水素供給向け実証
・IHI<7013>スペースデータと、衛星コンステで協業
・コニカミノルタ<4902>再生樹脂を低コスト化、マレーシア社に技術
・旭化成<3407>超イオン伝導性電解液技術を独社に供与
・東ソー<4042>クロロプレンゴム増産、山口工場を改良
・花王<4452>極細繊維シートを量産、手・かかとケア製品化
・阪急阪神HD<9042>阪急阪神エクスプレス、インド西部に新事務所、半導体・車貨物狙う
・エーザイ<4523>抗がん剤後発薬特許侵害で米トレントと和解
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月経常収支(8月:+3兆7758億円)
<海外>
・特になし
<ST>
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■AI関連株への成長期待が再燃
■三菱地所、2Q営業利益 7.7%増 1075億円
■前場の注目材料:大日本印刷、ICカード再資源化、金属部分を効率除去
■AI関連株への成長期待が再燃
11日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後もリバウンド基調が強まりやすい相場展開になろう。10日の米国市場はNYダウが381ドル高、ナスダックは522ポイント高だった。米政府機関の閉鎖終了が近づいたとの期待から買いが先行した。ジョンソン下院議長が速やかな採決を呼びかけ期待感が高まった。さらに、エヌビディアが大幅高となり、AI関連株への成長期待が再燃する形となり、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の51275円、円相場は1ドル=154円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時50740円まで売られる場面もみられたが、終盤にかけての切り返しで一時51300円まで買われ、51260円とボリンジャーバンドの+1σを上回って終えた。昨日の日経平均株価は635円高で+1σ(50888円)を捉えてきており、同バンドを明確に上抜けてくることが見込まれる。エヌビディアの大幅高が支援材料となり、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>がリバウンドをみせてくると見込まれ、半導体・AI関連株への物色が日経平均株価を押し上げる展開が期待される。
本日はソフトバンクG<9984>の決算が控えている。指数インパクトが大きい値がさ株のため、決算内容を見極めたいとする様子見姿勢が強まる可能性はありそうだ。一方で、同社は直近の大幅な調整によって25日線を割り込み、-1σ水準まで下げてきたことで、決算を前に買い戻しを誘う可能性もある。リバウンドを強めてくるようだと、先物市場においてもロングを強めてくると考えられ、これがインデックスに絡んだ買いに向かわせて相場全体を押し上げてくる展開も意識しておきたい。
もっとも、買い一巡後はこう着感が強まる可能性もあるため、決算を手掛かりにした個別での値幅取り狙いが中心になりやすい。なお、昨夕に決算を発表したところでは、構造計画HD<208A>、網屋<4258>、yutori<5892>、サンテック<1960>、大阪チタ<5726>、ホープ<6195>、ストライダーズ<9816>、日東工<6651>、フォーラムエンジニア<7088>、フォスター電<6794>、イーグル工<6486>、ニプロ<8086>、Iスペース<2122>などが注目されよう。
■三菱地所、2Q営業利益 7.7%増 1075億円
三菱地所<8802>が発表した2026年3月期第2四半期の連結業績は、営業収益が前年同期比15.9%増の7432億400万円、営業利益は同7.7%増の1075億9000万円だった。営業利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前年同期を上回り、通期業績見通し達成に向けて順調に進捗。 キャピタルゲインの計上は下期を中心に予定しており、想定どおりの進捗。通期業績見通しに変更無し。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(50911.76、+635.39)
・NYダウは上昇(47368.63、+381.53)
・ナスダック総合指数は上昇(23527.18、+522.64)
・SOX指数は上昇(7156.95、+209.59)
・シカゴ日経225先物は上昇(51275、+225)
・VIX指数は低下(17.60、-1.48)
・為替相場は円安・ドル高(154.00-10)
・米原油先物相場は上昇(60.13、+0.38)
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・大日本印刷<7912>ICカード再資源化、金属部分を効率除去
・古河電工<5801>DC水冷機器、生産増強で追加投資
・シャープ<6753>AIDC向けサーバー、27年めど事業化
・住友商事<8053>油井管でオマーンに合弁、再生エネ供給網を視野
・日本製鉄<5401>住友商事と、英シェルと契約更改、10年間油井管供給
・トヨタ自<7203>水素エンジン搭載ラリーカーを国内初披露、1600cc直列3気筒
・SUBARU<7270>EV戦略見直し、内燃機関・HV投資厚く
・日本触媒<4114>三菱重工とアンモニア分解技術開発、水素供給向け実証
・IHI<7013>スペースデータと、衛星コンステで協業
・コニカミノルタ<4902>再生樹脂を低コスト化、マレーシア社に技術
・旭化成<3407>超イオン伝導性電解液技術を独社に供与
・東ソー<4042>クロロプレンゴム増産、山口工場を改良
・花王<4452>極細繊維シートを量産、手・かかとケア製品化
・阪急阪神HD<9042>阪急阪神エクスプレス、インド西部に新事務所、半導体・車貨物狙う
・エーザイ<4523>抗がん剤後発薬特許侵害で米トレントと和解
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月経常収支(8月:+3兆7758億円)
<海外>
・特になし
<ST>


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