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Sol Hack3rsが示す、Solana人材供給モデル:学生特化ハッカソンが映すエコシステム拡張の現実

*15:45JST Sol Hack3rsが示す、Solana人材供給モデル:学生特化ハッカソンが映すエコシステム拡張の現実
以下は、フィスコ・マーケットレポーターのソイキナ・タマラ(X@web3tama / 以下、タ)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2026年3月26日執筆

現在、主要ブロックチェーン間では開発者獲得競争が激化している中で、学生層を起点とした人材供給モデルは、長期的なエコシステム拡張を左右する重要な要素となっています。

2026年3月15日、東京にて「Sol Hack3rs Global Hackathon」が開催されました。本イベントは「日本初の学生向けSolana特化型ハッカソン」として企画され、国内外の学生ビルダーが集結しました。Solanaエコシステムを軸に、次世代のプロダクト創出を目指す実践的な開発と議論の場となりました。Sol Hack3rsの共同創業者である渡邉拓実氏にお話を伺いました。

タ「今回のハッカソンを『日本初の学生向けSolanaハッカソン』と位置付けていますが、既存のWeb3ハッカソンと何が構造的に違いますか?」
ワ「Solana上で構築するプロダクトに限定したハッカソン、というところが最大の相違点だと思います。私の事前調査では、Web3の枠組みで開催されるハッカソンは、学生のみの場合含めて今まで何度も開催されてきました。しかし、そこで1つのブロックチェーン、なおかつSolanaに限定して開催された学生ハッカソンは事例がなかったので、やってみよう!となりました。Solana特化にしたため、共催のSuperteam Japan、サポートのSolana Foundationなど、Solanaエコシステムの皆さんからたくさんのご協力を得ることができました。」

タ「参加者数、チーム数、完走率など、今回のデモデイの定量的な成果を教えてください。」
ワ「学生の総登録チーム数は25チーム程でして、人数にすると30人強程でした。また、グローバルハッカソンのため日本のみならずナイジェリア、インド、韓国、ヨーロッパ、アメリカからも登録がありました。複数人参加も個人参加も可能にしていたのですが、個人で参加される方が特に多かった印象です。また、完走率でいいますと当日ピッチしたチームは13チームでしたので、約半分といったところでしょうか。」

タ「デモデイで評価が高かったプロジェクトに共通する特徴は何でしたか?(技術、ビジネス、ユーザー視点など)」
ワ「特にビジネスやピッチの視点で話すと「どのような問題を解決したいのか」、「それに対する解決策はなにか」が明確であるほど評価されていたと思います。特に解決したい問題に関しては、自身の深い洞察に基づいたものであるほど高評価です。つまり、思いつきで皆使ってくれるんじゃないか、という考えだけで構築されたビジネスアイデアは受け入れられません。Solanaはここが特徴的で、ハッカソンとはいえどビジネス的な視点がとても重視されます。また、その時の流行りに乗れているかどうか、も人々の注目を浴びる上でとても大事です。今回受賞した3チームはここがよく考えられていたと思います。」

タ「日本の学生がWeb3開発に参入する際の最大の障壁は何ですか?(言語、規制、資金、ロールモデル不足など)」
ワ「既にブロックチェーン技術に触れたことがある学生にとっては、開発するにあたっての支援・教材不足が挙げられると思います。何も持たない学生にとって、周りの経験者のサポートはとても貴重です。Solanaはここが上手く機能していて、日本コミュニティのSuperteam Japanでは世界最高級のSolanaのハッカソンで入賞歴のある方が複数在籍しており、いつでも質問できる環境が整っています。今回の学生ハッカソンでもメンターとしてご協力してくださいました。また、Solana Bootcampの日本語版も先日公開され、支援・教材の両方をコミュニティの力で解決していく体制が整っているので、今からでも興味のある学生は安心して開発していくことができると思います。」

タ「Solana上でプロダクトを作る際の強みと、逆に開発者が直面する制約を具体的に教えてください。」
ワ「先程申し上げたように、強みはコミュニティのサポートにつきると思います。また、技術的な観点で申し上げるとするなら圧倒的なトランザクション処理速度と安い手数料でしょう。逆に制約の面においては、私は開発者ではないのでSol Hack3rsにいる一人のメンバーの言葉を借りると、「技術的な壁よりも日本の法規制による初期トラクション獲得の難しさ」だそうです。現在、日本国内の法人スキームでプロダクトをローンチし、メインネットで初期のトラクションを獲得するのは、規制の観点から非常にハードルが高いのが実情です。そのため、グローバルで戦うには最初から海外法人の設立が前提となり、スタートアップにとって貴重なリソースが開発以外の部分に大きく奪われてしまいます。「最初からメインネットでグローバルなユーザーを獲得しにいかなければならない実態と、それを国内スキームで実行できないというギャップこそが、日本の開発者が直面している最も重い制約だと感じています」、とのことです。」

タ「現在のSolanaエコシステムにおいて、まだ明確に埋まっていない領域(機会)はどこにありますか?」
ワ「学生が挑戦できる環境、でしょうか。つまり、若手への教育です。AIの発展に伴い、Solana含めたブロックチェーンがインフラとして導入されていくことで、普段Cryptoに触れたことがない人でも無意識にWeb3領域に触れる機会が増えていくと思っています。当然そこで、AIの次にくる技術としてブロックチェーンが注目されていくはずです。私はそのような状況下で、学生がSolanaに興味を持ち、次世代のビルダーとしてエコシステムに参入したいと思えるような施策を打っていきたいと思っています。Solanaで開発するための教材も整ってきている中、必要なのは共に若くして挑戦する仲間のいるコミュニティだと信じ、Sol Hack3rsをやっています。世代交代へとゆっくり近づいていく中で、有望な開発者を輩出できるコミュニティにしていきたいです。

タ「最後に、これからWeb3開発を始める学生に対して、最初にやるべき具体的な行動を教えてください。」
ワ「Web3全般における開発、なのであればまずは相談できる相手のいるコミュニティを見つけることだと思います。今の時代AIでビジネス・技術面は壁打ちできますし、一人で十分開発していくことができます。しかし、本当に価値のある情報というのは実際に開発をし、ハッカソンに挑戦した人から語られる生の言葉です。そういった方達とは、イベントに行ったりオンラインコミュニティに入ったりすることで交流できるので、学生という特権を活かしてどんどん繋がっていきましょう。全ては行動から始まります。」



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