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為替週間見通し:伸び悩みか、米国経済の減速懸念残る

*14:51JST 為替週間見通し:伸び悩みか、米国経済の減速懸念残る
【今週の概況】
■ドルは伸び悩み、米国とイランは2週間の停戦で合意

今週の米ドル・円は伸び悩み。米国によるイラン攻撃の激化や原油価格の大幅な上昇を警戒して7日の取引で160円03銭まで米ドル高円安に振れる場面があったが、米国東部時間7日夜に米国とイランは2週間の停戦で合意したことを受けて時間外取引でWTI原油先物は109ドル台から91ドル台前半まで下落。米ドル・円は8日の取引で157円台後半まで反落した。
ただ、中東地域における緊張状態が大幅に緩和される保証はないこと、イスラエルによるレバノン攻撃が続いていることから、原油先物は102ドル台後半まで反発し、この動きにつれて米ドル買い・円売りが再び優勢となった。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は158円96銭まで下落後、159円35銭まで反発した。この日発表された3月コア消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回ったため、長期金利低下に伴い米ドル売り・円買いが優勢となった。ただ、トランプ米大統領がイランとの直接停戦協議が決裂した場合、攻撃を即時再開する準備があると警告したため、長期金利は反発し、米ドル売りは後退。159円30銭でこの週の取引を終えた。
・米ドル・円の取引レンジ:157円89銭-160円03銭

【来週の見通し】
■伸び悩みか、米国経済の減速懸念残る

来週のドル・円は伸び悩みか。米国とイランはパキスタンの仲介で停戦に合意したが、イスラエルはレバノンで活動するイラン支援の武装組織ヒズボラへの攻撃を継続。米国とイランの戦闘終結に向けた協議の行方については予断を許さない状況であり、中東紛争の早期終結は実現困難との見方が多い。原油価格の再上昇によるインフレ加速を警戒した米ドル買い・円売りは継続する見通し。

ただ、来週公表される米地区連銀経済報告、4月NY連銀製造業景況指数、4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数などの重要経済指標が米国経済の減速を示唆する内容だった場合、リスク選好的なドル買いは後退しよう。また、今月開催の日本銀行金融政策決定会合で追加利上げについて議論される可能性が高まっていることや1ドル=160円台で日本の為替介入が想定されているため、投機的な円売りは160円台で一服する可能性もある。

【米・4月NY連銀製造業景気指数】(15日発表予定)
15日発表の4月NY連銀製造業景気指数は前回実績の-0.2を下回った場合、インフレ持続に対する懸念が高まり、ドル売り材料となる可能性がある。

【米・4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数】(16日発表予定)
16日発表の4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は前回の18.1から改善すればドル買い先行。ただ、内容が低調なら、スタグフレーション懸念のドル売り材料に。

予想レンジ:157円50銭-161円00銭




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