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為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、原油高持続も為替介入を警戒

*14:58JST 為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、原油高持続も為替介入を警戒
【今週の概況】
■日本の為替介入でドルは弱含み

先週・今週の米ドル・円は弱含み。中東紛争の長期化を警戒して原油価格の高止まりが続いたことや米長期金利の上昇を意識して米ドル買い・円売りが強まり、4月末にかけて160円台後半まで米ドル高・円安が進行した。以前から日本政府は過度な円安を問題視していたが、1ドル=160円台でも投機的な円売りが続いたことから日本政府・日本銀行による為替介入(米ドル売り・円買い)が4月30日に実施された。この影響で同日のロンドン市場で155円台半ばまで米ドル安円高に振れる展開となった。米国とイランの両国は戦闘を停止し、戦争終結に向けて協議を継続する意向を示していることも米ドル売り・円買いを促したようだ。
ただ、戦争終結に向けた米国側の提案には非現実的な内容が含まれているとの理由でイラン側はこれを拒否するとの見方が広がり、中東紛争の長期化が改めて警戒された。原油先物は反転し、調整的な米ドル売り・円買いは一巡した。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円83銭まで買われた後、米長期金利の動向を意識して156円44銭まで値を下げた。この日発表された米国の4月雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を上回り、リスク選好的な米ドル買い・円売りが観測された。原油先物は底堅い動きを保ったが、米長期金利は伸び悩み、米ドル買い・円売りは一服した。米ドル・円は156円67銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ:155円04銭-160円72銭。

【来週の見通し】
■ドルは伸び悩みか、原油高持続も為替介入を警戒

来週のドル・円は伸び悩みか。米国とイランの和平協議が注目され、両国の停戦は継続している。今後の両国による歩み寄りで地域の安定化が期待されるが、不透明感は完全に払しょくされず、リスク選好的なドル買いがただちに弱まる状況ではないとみられる。また、足元の米経済指標でインフレ圧力が顕著になり、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制的な政策スタンスを示唆している。来週発表される4月米消費者物価コア指数(CPI)が市場予想を上回った場合、ドル買いに振れやすい。

ただ、市場参加者の間では日本の為替介入への警戒感は消えていない。先月末にはドル・円が160円台後半から失速し、155円付近に急落する場面があった。この間、日本政府は大規模な為替介入に踏み切ったとみられ、目先的に投機的な米ドル買い・円売りは抑制されやすい。

【米・4月消費者物価コア指数】(12日発表予定)
12日発表の米4月消費者物価コア指数は前年比+2.7%と加速が予想され、市場予想と一致、または上回った場合はドル買い要因に。

【米・4月小売売上高】(14日発表予定)
14日発表の米4月小売売上高は前月比+0.4%と、3月実績の+1.7%を下回る見通し。原油高による消費減退の思惑が広がれば、ドル売り・円買いを促す可能性がある。

予想レンジ:155円00銭-159円00銭




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