フィスコニュース


米国株式市場見通し:需給懸念からAI・半導体関連株の本格反発には要時間

*14:52JST 米国株式市場見通し:需給懸念からAI・半導体関連株の本格反発には要時間
週末の米国市場ではSOX指数が10.26%安と急落、下落率の大きさは2020年3月のコロナショック以来とみられる。同指数は4月以降で80%以上の上昇となっており、過熱感が強まっていた中では健全な調整とも捉えられる。上値追いに躊躇していた投資家にとっては、押し目買いを探る格好の局面ともいえよう。ただし、短期的にはAI・半導体関連の戻りは鈍くなりそうだ。

来週末の12日にはスペースXのIPOが予定されている。調達額約12兆円、時価総額約283兆円という前例のない規模の大型上場とあって、他の銘柄への換金売り圧力は強まる公算が大きいとみられるが、とりわけ、ここまで上昇が続いてきたAI・半導体関連銘柄が乗り換えの対象になりやすいだろう。また、アルファベットが850億ドルの増資計画を発表しているが、これは上場企業の資金調達額としては過去最大規模。さらに週末には、メタも大型増資を検討と一部で伝わっている。ハイパースケーラーの資金調達合戦に発展していくとの懸念にもつながりそうだ。AI・半導体関連の本格的なリバウンド局面入りには時間を要する可能性が高い。なお、今回需給懸念が大きく強まるような展開となれば、今後のアンソロピックやオープンAIの上場時にも、同様に警戒感が強まりやすくなろう。

雇用の強さが認識される中、早期利下げ期待は大きく後退し、一転して年内の利上げ観測が急速に台頭している。来週開催予定の欧州中央銀行(ECB)理事会でも政策金利の引き上げがコンセンサスになっているが、仮に、ラガルドECB総裁の会見が、早期のさらなる利上げを意識されるような内容となれば、米国の利上げタイミングも早まるとの見方につながりそうだ。来週発表予定のインフレ指標なども相場変動のリスク要因として注目度を高める必要性がある。来週はほかにも、週を通して開催されるアップルの年次開発会議、10日のオラクルの決算発表などが予定されている。オラクルはハイパースケーラーの一角であるが、相対的に巨額投資への懸念が強くなっているAI関連株の動向に影響を与えやすいだろう。

経済指標は、9日に4月貿易収支、5月中古住宅販売件数、10日に5月消費者物価指数、5月財政収支、11日に5月生産者物価指数、新規失業保険申請件数、12日に6月ミシガン大学消費者マインド指数などが発表される。ほか、8日から12日にかけてアップルの年次開発者会議が行われる。

主な決算発表は、9日にセールポイント、10日にオラクル、11日にアドビなどが予定されている。




<FA>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2026/06/04 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,364 銘柄
1,659 銘柄   売り
 
 
 
7203 トヨタ自動車 売り転換
285A キオクシアH 売り転換
9984 ソフトバンクG 売り転換
6758 ソニーG 売り転換
6857 アドバンテスト 買い転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS