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6月のくりっく365、ドル・円は方向感のない展開、NZドル・円は強含みか

*10:02JST 6月のくりっく365、ドル・円は方向感のない展開、NZドル・円は強含みか
東京金融取引所(TFX)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」は、5月の取引数量が前月比14.6%減の170万6918枚、1日の平均取引数量は8万1284枚と前月比で減少した。5月末時点の証拠金預託額は5741.03億円と前月比で74.22億円増加した。取引通貨量では、トルコリラ、米ドル、メキシコペソ、南アフリカランド、豪ドルの順となった。一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」は、5月の取引数量が前月比9.1%減の378万9307枚、1日の平均取引数量は18万558枚と前月比で減少した。月末時点の証拠金預託額は965.53億円となり、前月比で12.84億円の増加となった。

取引数量トップはトルコリラ・円で49万8911枚(前月比18.6%減)であった。月初は日本政府・日銀によるドル売り・円買い介入を受けて急落したものの、その後は米中貿易協議の進展期待や高金利通貨への選好を背景に持ち直した。しかし、5月14日にトルコ中央銀行が中東情勢の悪化などを踏まえ2026年のインフレ見通しを引き上げたことで上値の重い展開に転じた。さらに21日には最大野党党首の選出無効判決を巡る政治的混乱から対ドルで過去最安値を更新し、リラ・円も急落したが、月末にかけて持ち直した。中国オフショア人民元・円は2万744枚(前月比206.2%増)であった。月初は日本政府・日銀によるドル売り・円買い介入を受けて軟調なスタートとなったものの、その後は米中貿易協議や首脳会談を通じた関係改善期待を背景に持ち直した。また、海外金融機関から人民元の割安感を指摘する見方が示されたほか、人民元の国際化進展への期待も支援材料となった。月後半には中国当局による資本流出抑制の動きも意識され、人民元は対円で底堅く推移した。

6月のドル・円は方向感のない展開か。日銀は6月15-16日の金融政策決定会合で追加利上げに踏み切る公算が大きいものの、市場ではすでに相応に織り込まれており、決定後の円高余地は限られそうだ。一方、米国では追加利上げ観測も浮上しており、ドル需要は根強い。ドル・円が下落する場面では買い戻しも入りやすいとみる。ただ、ドル・円が160円台へ接近する場面では日本政府・日銀による為替介入への警戒感が強まりやすく、積極的な上値追いも限定的となろう。6月のNZドル・円は強含みか。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は5月の金融政策決定会合で政策金利を据え置いたものの、インフレ圧力の高まりを背景に追加利上げの可能性を示唆した。会合では利上げと据え置きの判断が拮抗したことも明らかとなり、市場では年内の利上げ観測が強まっている。こうしたなか、日本の低金利環境を背景に円を売って高金利通貨を買う円キャリー取引の対象としてNZドルへの関心も高まっている。追加利上げ観測を背景としたNZドル買いの流れが続くか注目されよう。



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