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アトラG Research Memo(5):2023年12月期業績は玩具販売事業が営業赤字となったことが損益面では響いた

*15:45JST アトラG Research Memo(5):2023年12月期業績は玩具販売事業が営業赤字となったことが損益面では響いた
■業績動向

1. 2023年12月期の業績概要
アトラグループ<6029>は2024年2月14日に2023年12月期の業績を発表、通期業績としては売上高が前期比3.7%減の4,497百万円、営業利益が51百万円(前年同期は2百万円の黒字)、経常利益が62百万円(前期比308.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が53百万円(前年同期は2百万円の黒字)となり、期初に発表した業績予想である売上高5,155百万円、営業利益130百万円、経常利益125百万円、親会社株主に帰属する当期純利益84百万円に対しては、残念ながらすべてにおいて下振れての着地となった。主力の鍼灸接骨院支援事業においては、ほねつぎチェーンの売上高は前期比2.0%増と増収となったものの、計画に対して新規加盟開発件数が遅れたことで予算比未達、また、当事業における最大の売上構成となっている機材、消耗品販売の売上高は同1.7%増とこちらも増収とはなったが、主要部品の調達遅れにより2023年6月まで機材販売が滞った影響が残り予算比未達であった。玩具販売事業の売上高は前期比8.3%減の1,754百万円となり売上高が大幅に落ち込んだが、同社では2023年1月~2月にかけて不採算店舗8店の閉鎖を実施、さらには2023年3月、4月、7月と新規出店を行ったものの、その立ち上げ遅れが発生、また、主要な取り扱い製品であるトレーディングカードやゲーム機においてメーカー発売時期が遅れたことも影響した。玩具販売事業は2023年12月期において33百万円の営業損失(前年同期は79百万円の営業利益)となっており、2024年12月期の早期利益化に期待したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)



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