フィスコニュース


窪田製薬HD Research Memo(10):当面は開発ステージが続くため、株式市場から事業活動資金を調達

*13:30JST 窪田製薬HD Research Memo(10):当面は開発ステージが続くため、株式市場から事業活動資金を調達
■業績と財務状況

2. 財務状況
窪田製薬ホールディングス<4596>の2023年12月期末の資産合計は前期末比1,402百万円減少の3,016百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産は、事業活動資金の支出に伴い現金及び現金同等物が同1,281百万円減少の2,767百万円となり、たな卸資産が同29百万円増加の36百万円となった。また、非流動資産では有形固定資産が74百万円、その他の非流動資産が16百万円それぞれ減少した。

負債合計は前期末比100百万円減少の370百万円となった。リース負債が長短合わせて5百万円減少の142百万円となったほか、未払債務が84百万円、買掛金が8百万円それぞれ減少した。また、資本合計は同1,302百万円減少の2,646百万円となった。新株予約権の行使等に伴う株式発行により、資本金及び資本剰余金が合わせて185百万円増加した一方で、親会社の所有者に帰属する当期損失1,489百万円の計上により繰越損失が拡大した。

2023年12月期期末の手元資金は2,767百万円と減少傾向が続いているが、約2年分の事業活動資金は確保した状態にある。現在、第28回新株予約権の行使による資金調達を実施中で、2024年2月に16百万円を新たに調達した。未行使の本新株予約権数は50,367個(株式数で503.67万株相当)で、下限行使価額の81円ですべて行使されたとすれば400百万円程度を調達できることになる。ただ「Kubota Glass」が収益化するまでには、営業・マーケティング費用やエビデンスを積み上げるための臨床試験費用、追加の開発費用などが必要となるほか、そのほかのパイプラインに係る開発費用も想定しておく必要がある。このため、しばらくは手元資金の状況を見極めながら、株式市場での資金調達が続くものと予想される。こうしたなかで企業価値を高めるためには、「Kubota Glass」のブランド力向上による販売拡大と、「eyeMO」及びエミクススタト塩酸塩の事業が収益化に向けて動き出すことが重要と弊社では考えており、今後の動向に注目したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



<AS>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2024/09/19 15:00 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,785 銘柄
1,173 銘柄   売り
 
 
 
6501 日立製作所 買い転換
6098 リクルートH 買い転換
9984 ソフトバンクG 買い転換
8058 三菱商事 買い転換
4063 信越化学工業 買い転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS