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パシフィックネット---24年5月期増収・2ケタ増益、売上高は4期連続で過去最高を更新
2024/07/18 09:24
*09:24JST パシフィックネット---24年5月期増収・2ケタ増益、売上高は4期連続で過去最高を更新
パシフィックネット<3021>は16日、2024年5月期連結決算を発表した。売上高は前期比8.1%増の69.21億円、営業利益は同24.2%増の6.58億円、経常利益は同22.8%増の6.36億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同28.5%増の4.32億円となった。売上高の過去最高を4期連続で更新した。
ITサブスクリプション事業(IT機器サブスクリプション、ITサービス)の売上高は前年同期比10.4%増の49.44億円、セグメント利益は同1.4%減の6.30億円となった。前期に一時的な売上高・利益の増加があったため、僅かに減益となったが、10%以上の増収を確保しており、重点課題である同セグメントの業績は順調に進展している。企業のIT部門の負担軽減につながる同社サービスへのニーズは強く、大部分を占めるサブスクリプション売上高は順調に拡大している。また、それに伴いサブスクリプション資産(勘定科目はレンタル資産)の保有台数も増加しているが、引き続き高い稼働率での運用を実現している。コスト面では、引き続き投資(サブスクリプション資産の調達、オフィス移転、人材の採用、DX推進等)を積極的に実行したことで先行コストは増加したが、PC更新需要に備えサービス供給力強化は進んでいる。
ITAD事業(使用済みPC等のデータ消去・適正処理サービス)の売上高は同3.6%減の18.00億円、セグメント利益は同18.3%増の5.73億円となった。外部環境の影響を受けやすい事業構造からの転換を図るため、引き続きサービス収益の拡大を進めている。国内の新規PC出荷台数の低迷により法人・官公庁からの使用済みPCの排出は本格回復には至らず、入荷量は前期比で減少したため、サービス以外の売上高(リユース販売等)は減収となった。一方、重点課題であるデータ消去・引取回収・排出管理BPOなどのサービス収益は、サービス範囲拡張や営業強化策により順調に拡大した。また、リユース販売についても、採算性の高い使用済みPCの確保を進めるとともに、優良リユース品となる同社サブスクリプション終了品の販売が好調に推移し、収益性が向上した。
コミュニケーション・デバイス事業(イヤホンガイド(R)の製造販売、レンタル、保守メンテナンス)の売上高は同8.1%増の2.41億円、セグメント利益は同117.4%増の0.40億円となった。前期は、特定の旅行会社への大口販売による一時的な売上高・各利益の増加があったが、この影響を除くと、順調に拡大している状況にある。当第4四半期は、旅行・観光のハイシーズンにあたり、大手旅行会社を中心に依頼件数が前期比で大きく進展した。また、訪日旅行者向けレンタル需要が増加したことも収益に貢献した。
2025年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.7%増の78.00億円、営業利益が同17.0%増の7.70億円、経常利益が同15.5%増の7.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.4%増の4.77億円を見込んでいる。
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パシフィックネット<3021>は16日、2024年5月期連結決算を発表した。売上高は前期比8.1%増の69.21億円、営業利益は同24.2%増の6.58億円、経常利益は同22.8%増の6.36億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同28.5%増の4.32億円となった。売上高の過去最高を4期連続で更新した。
ITサブスクリプション事業(IT機器サブスクリプション、ITサービス)の売上高は前年同期比10.4%増の49.44億円、セグメント利益は同1.4%減の6.30億円となった。前期に一時的な売上高・利益の増加があったため、僅かに減益となったが、10%以上の増収を確保しており、重点課題である同セグメントの業績は順調に進展している。企業のIT部門の負担軽減につながる同社サービスへのニーズは強く、大部分を占めるサブスクリプション売上高は順調に拡大している。また、それに伴いサブスクリプション資産(勘定科目はレンタル資産)の保有台数も増加しているが、引き続き高い稼働率での運用を実現している。コスト面では、引き続き投資(サブスクリプション資産の調達、オフィス移転、人材の採用、DX推進等)を積極的に実行したことで先行コストは増加したが、PC更新需要に備えサービス供給力強化は進んでいる。
ITAD事業(使用済みPC等のデータ消去・適正処理サービス)の売上高は同3.6%減の18.00億円、セグメント利益は同18.3%増の5.73億円となった。外部環境の影響を受けやすい事業構造からの転換を図るため、引き続きサービス収益の拡大を進めている。国内の新規PC出荷台数の低迷により法人・官公庁からの使用済みPCの排出は本格回復には至らず、入荷量は前期比で減少したため、サービス以外の売上高(リユース販売等)は減収となった。一方、重点課題であるデータ消去・引取回収・排出管理BPOなどのサービス収益は、サービス範囲拡張や営業強化策により順調に拡大した。また、リユース販売についても、採算性の高い使用済みPCの確保を進めるとともに、優良リユース品となる同社サブスクリプション終了品の販売が好調に推移し、収益性が向上した。
コミュニケーション・デバイス事業(イヤホンガイド(R)の製造販売、レンタル、保守メンテナンス)の売上高は同8.1%増の2.41億円、セグメント利益は同117.4%増の0.40億円となった。前期は、特定の旅行会社への大口販売による一時的な売上高・各利益の増加があったが、この影響を除くと、順調に拡大している状況にある。当第4四半期は、旅行・観光のハイシーズンにあたり、大手旅行会社を中心に依頼件数が前期比で大きく進展した。また、訪日旅行者向けレンタル需要が増加したことも収益に貢献した。
2025年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.7%増の78.00億円、営業利益が同17.0%増の7.70億円、経常利益が同15.5%増の7.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.4%増の4.77億円を見込んでいる。
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