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PXB Research Memo(9):成長性が高い次世代医薬品市場に向けて製品販売等を拡大
2024/08/20 15:39
*15:39JST PXB Research Memo(9):成長性が高い次世代医薬品市場に向けて製品販売等を拡大
■フェニックスバイオ<6190>の成長戦略
2. 成長戦略
核酸医薬品をはじめとする次世代医薬品市場の拡大と肝細胞の需要拡大という市場環境を背景に、同社は成長戦略の基本方針として、成長性が高い次世代医薬品市場に向けて、製品(PXBマウス、PXB-cells関連製品)販売や安全性等分野の受託試験サービスを拡大する方針である。PXBマウスについては販路拡大、需要増加に対応した本社生産施設及び北米生産施設での増産、PXB-cells関連製品については新製品開発・投入、安全性等分野の受託試験サービスではCROとの業務提携によるサービス拡充を推進する。
新しい技術の創出については、薬効薬理分野では、将来的に収束が予想される抗肝炎ウイルス薬の薬効評価に代わる新たな高付加価値サービス及び疾患モデル・ツールの開発を推進する。戦略的市場と位置付ける安全性等分野では、PXBマウス及びPXB-cellsをベースとした評価系の開発やアプリケーションの開発が必須となっているため、毒性評価系の開発に注力するとともに、核酸医薬品の安全性評価で事業拡大を目指す。
CROとの業務提携については、各CROが持つ顧客とノウハウを活用し、PXBマウスの販路拡大につなげる。またPXBマウスの生産拡大に重点投資するため、今後の受託試験は外部CROの活用を基本とする。さらに、海外生産拠点から効率的にマウス輸送を行うため、海外CROとの連携も推進する方針だ。直近では2023年9月にシミックファーマサイエンス(株)と業務提携した。
経営目標値としては、2027年3月期にPXBマウスの売上高を2024年3月期実績(1,135百万円)から50%増、PXB-cellsの売上高を同185百万円から100%増に、営業利益率を同0.6%から20%以上に高めることを掲げている。PXBマウスについては需要が増加基調のため段階的に供給能力を拡大する。PXB-cellsについては、これまでは輸送コストの問題から海外市場において積極的なプロモーションを行っていなかったが、北米(カナダ)での生産が軌道に乗ったため、今後は北米市場での新製品投入と販路拡大を推進する。営業利益については、受託試験サービスから製品販売へと収益構造が変化する中で、既存設備・人員等のリソースを効率的に運用・拡大していくことで、営業利益率20%以上が達成できると見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SO>
■フェニックスバイオ<6190>の成長戦略
2. 成長戦略
核酸医薬品をはじめとする次世代医薬品市場の拡大と肝細胞の需要拡大という市場環境を背景に、同社は成長戦略の基本方針として、成長性が高い次世代医薬品市場に向けて、製品(PXBマウス、PXB-cells関連製品)販売や安全性等分野の受託試験サービスを拡大する方針である。PXBマウスについては販路拡大、需要増加に対応した本社生産施設及び北米生産施設での増産、PXB-cells関連製品については新製品開発・投入、安全性等分野の受託試験サービスではCROとの業務提携によるサービス拡充を推進する。
新しい技術の創出については、薬効薬理分野では、将来的に収束が予想される抗肝炎ウイルス薬の薬効評価に代わる新たな高付加価値サービス及び疾患モデル・ツールの開発を推進する。戦略的市場と位置付ける安全性等分野では、PXBマウス及びPXB-cellsをベースとした評価系の開発やアプリケーションの開発が必須となっているため、毒性評価系の開発に注力するとともに、核酸医薬品の安全性評価で事業拡大を目指す。
CROとの業務提携については、各CROが持つ顧客とノウハウを活用し、PXBマウスの販路拡大につなげる。またPXBマウスの生産拡大に重点投資するため、今後の受託試験は外部CROの活用を基本とする。さらに、海外生産拠点から効率的にマウス輸送を行うため、海外CROとの連携も推進する方針だ。直近では2023年9月にシミックファーマサイエンス(株)と業務提携した。
経営目標値としては、2027年3月期にPXBマウスの売上高を2024年3月期実績(1,135百万円)から50%増、PXB-cellsの売上高を同185百万円から100%増に、営業利益率を同0.6%から20%以上に高めることを掲げている。PXBマウスについては需要が増加基調のため段階的に供給能力を拡大する。PXB-cellsについては、これまでは輸送コストの問題から海外市場において積極的なプロモーションを行っていなかったが、北米(カナダ)での生産が軌道に乗ったため、今後は北米市場での新製品投入と販路拡大を推進する。営業利益については、受託試験サービスから製品販売へと収益構造が変化する中で、既存設備・人員等のリソースを効率的に運用・拡大していくことで、営業利益率20%以上が達成できると見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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