フィスコニュース


極東貿易 Research Memo(9):資本コストや株価を意識したグループ経営の推進

*14:09JST 極東貿易 Research Memo(9):資本コストや株価を意識したグループ経営の推進
■極東貿易<8093>の資本政策と株主還元策

1. 株主価値に資する資本政策の実行
コロナ禍の影響から脱し、同社の売上高・利益は順調に回復し、収益基盤が盤石になりつつある。中期経営計画では資本コストや株価を意識したグループ経営を推進している。5つの経営指標(ROE、WACC、自己資本比率、株主資本コスト、PBR)と目標値(2026年3月期)を掲げ、資本収益性と資本コストのバランスを図りながら、ROE5.4%(当初目標8%を修正)が株主資本コストを上回ることを追求し、株価を重視した経営に取り組んでいる。


利益分配方針を変更、「成長M&A投資」と「積極的な株主還元策」のバランスを図る

2. 株主還元策
同社の利益分配の基本方針は、「株主への継続的な成果の還元と企業価値の持続的向上を実現するため、適正な資本政策の下、将来の事業展開や財務状況、収益動向を総合的に勘案して配当を実施する」としている。また、中期経営計画「KBKプラスワン2025」では、「株価を意識し、資本効率を高めるために、2022年3月期から3年間は配当性向100%の積極的な株主還元を実施する」と掲げており、2024年3月期の年間配当金は93.5円であった。2025年3月期以降については、「高水準の株主還元を維持しつつ、成長投資により一層注力する」としている。具体的には、利益をM&A(2件を実施済み)などの成長投資に最優先で振り分け、その結果、2025年3月期は年間配当金を70円(中間配当金35円、期末配当金35円)とし、2026年3月期も年間配当金は70円(下限)を予定している。今後も、成長投資を進め、持続的成長を背景とした積極的な株主還元を続ける方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)



<HN>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2024/12/27 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,938 銘柄
1,127 銘柄   売り
 
 
 
9983 ファーストリテ 買い転換
6861 キーエンス 買い転換
9432 日本電信電話 買い転換
8001 伊藤忠商事 買い転換
8035 東京エレクトロン 買い転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS