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フォーバル Research Memo(5):2025年3月期中間期は売上高・経常利益で過去最高を更新

*12:05JST フォーバル Research Memo(5):2025年3月期中間期は売上高・経常利益で過去最高を更新
■業績動向

1. 2025年3月期中間期の業績概要
フォーバル<8275>の2025年3月期中間期の連結業績は、売上高が前年同期比10.7%増の33,839百万円、営業利益が同6.6%増の1,596百万円、経常利益が同2.6%増の1,699百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同13.0%減の820百万円となり、中間期としては3期連続の過去最高売上高とともに、2期連続の過去最高経常利益となった。

売上高に関しては、中小・小規模企業や自治体におけるDX推進の機運の高まりを受けてアイコンサービスなど各種サービス・機器販売が成長した。さらに電力サービスの成長や新たに連結に加わったグループ会社の寄与などにより、前年同期比10.7%増となった。主力のフォーバルビジネスグループの売上高は、同12.6%増の17,464百万円と全社の増収をけん引した。「F-Japan構想」の全国への浸透に伴いアイコンサービスなどの可視化伴走型経営支援事業が堅調に推移したほか、セキュリティやサーバー関連の成長、新たに連結に加わったグループ会社などが増収に寄与した。フォーバルテレコムビジネスグループは、電力サービスの契約件数の増加を主因に増収となった。総合環境コンサルティングビジネスグループは、大手チェーン等を対象とした業務用の工事時期の偏りなどにより減収となったが、中期的な太陽光発電システムやLEDの需要拡大のトレンドに変化はない。人的資本経営は、セミナー等の教育事業が減少したが、新たに連結したグループ会社が寄与し業容が拡大した。

利益に関しては、売上総利益が、アイコンサービスなど可視化伴走型経営支援事業の拡大などにより、前年同期比1,105百万円増(前年同期比10.0%増)となった。一方で販管費は、同1,006百万円増(同10.5%増)となったものの一定の伸びに抑えた。中間期は新たな人材が増え、教育費などの投資を行うため販管費が多めとなる。これらの結果、営業利益は同98百万円増(同6.6%増)となった。なお、親会社株主に帰属する中間純利益の減少は、法人税等調整額の増加など一過性の要因による。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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