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フォーバル Research Memo(7):2025年3月期は営業利益3,600百万円を予想

*12:07JST フォーバル Research Memo(7):2025年3月期は営業利益3,600百万円を予想
■今後の見通し

フォーバル<8275>の2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.5%増の67,000百万円、営業利益が同11.3%増の3,600百万円、経常利益が同7.0%増の3,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.4%増の2,100百万円と、期初予想どおり売上高・各利益ともに増収増益を見込んでいる。

フォーバルビジネスグループでは、可視化伴走型経営支援アドバイザーの第一人者として確固たる地位を確立することに注力する。「F-Japan構想」を推進し、全国各地において産官学の協力によるGDXアドバイザーの創造、GDXアドバイザー向けの新たな貸出ビジネスの創造、中小企業経営のための情報分析プラットフォーム「きづなPARK」の質的・量的拡充、中小企業に対するスコアリングの実現など、事業基盤の強化に取り組むのが基本方針である。フォーバルテレコムビジネスグループでは、電力サービスでの契約数及び顧客への容量拠出金(安定した電力供給の確保を目的とした「容量市場」に基づく拠出金)の請求により増収を見込む。総合環境コンサルティングビジネスグループでは、企業向けの自家用太陽光発電システムの需要復調やLED工場の生産性向上・仕入れ工夫などに引き続き取り組み、成長基調を継続する。人的資本経営は、子会社アイテックの人材事業を中心にオーガニックに成長するとともに、期中に子会社化したタニタヘルスリンクやエフピーステージも加わり(売上規模で約17億円)、成長と収益への貢献が期待できる。外部環境においては、中小企業のDX投資が堅調であることに加え、全国的なIT人材不足などが継続しており、地方で産官学連携によるGDX・ESG支援を推進する同社には追い風である。中間期は総合環境コンサルティングビジネスグループや人的資本経営のセグメントで減益となったが、全セグメントを通じて事業環境及び社内体制は良好である。通期の業績予想に対する中間期の進捗率は売上高で50.5%(前年同期は49.3%)、営業利益で44.4%(同49.9%)と、いずれも前期並みである。弊社では2025年3月期の全社業績目標は十分達成可能と考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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