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オプティム Research Memo(2):生成AI活用のサービスを各分野で展開。2025年3月期中間期好業績(2)

*13:02JST オプティム Research Memo(2):生成AI活用のサービスを各分野で展開。2025年3月期中間期好業績(2)
■要約

4. 今後の見通し
オプティム<3694>の2025年3月期の連結業績は、売上高で前期比10.3%増の11,300百万円、営業利益で同0.5%増の1,950百万円を見込んでいる。2021年3月期から投資回収期が始まったが、引き続き第4次産業革命の中心的な企業になるべく、潜在市場規模約160兆円の開拓に向けた積極的な成長投資を継続する。一方で着実な増収増益を達成する計画である。売上高については、2024年3月期と同水準の成長率(前期は10.4%)で、創業来25期連続となる過去最高売上高を目指す。モバイルマネジメントサービス市場が順調に拡大するなか、優位なポジションを確保している同社の主力製品・サービスが伸びることでストック売上が増加する傾向は、2025年3月期も継続すると想定される。X-Techサービスについては、各産業においてDXが急速に進展していることが追い風になるなか、優先度の高い“キラーサービス”で積極投資及び販売強化を実行し、将来的な安定成長を支えるストック売上の底上げを図る。特に、アグリテックのドローン農薬散布サービスやオフィスDXの文書管理系サービスなどは大幅な成長を実現させるべく積極的な投資を進めており、大きな成果が期待できる。通期の売上高予想に対する中間期進捗率は40.0%(前年同期は42.8%)と前期並みである。利益については、積極的な成長投資を行いながらも過去最高の営業利益を目指す。期中において優良な投資機会が生じた場合(M&Aなども含む)は、柔軟かつ積極的に成長投資を行う方針だ。通期の営業利益予想に対する中間期進捗率は40.7%(前年同期は39.3%)と前期並みである。魅力的な投資案件があった場合などの特殊な要因があれば別だが、オーガニックな成長を前提とすれば、ストック型売上が順調であり、下半期は上半期からさらに積み上がることが想定されるため、積極的な成長投資を継続しながらでも十分達成可能な利益予想であると弊社では考えている。

■Key Points
・独自のAI・IoT・Roboticsの技術で人材不足が深刻化する業界のイノベーションを目指す注目ベンチャー企業。各分野でNo.1ソリューションを多数保有
・2025年3月期中間期はアグリテック分野のドローン農薬散布DXサービスが全国に普及し業績貢献。ストック型ビジネスが順調に積み上がり、中間期過去最高の売上・営業利益を達成
・極めて安全性の高い財務状況。将来的なM&Aなどにも余力を残す
・生成AIを活用した独自サービスが各分野でリリース。アグリテックやオフィスDX分野への戦略投資が進行中

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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