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ランドコンピュ Research Memo(5):資格取得と教育強化で信頼構築、積極的な新入社員教育
2025/01/20 14:05
*14:05JST ランドコンピュ Research Memo(5):資格取得と教育強化で信頼構築、積極的な新入社員教育
■ランドコンピュータ<3924>の事業概要
4. IT系資格及び業務系資格
(1) 資格保有者数
同社の強みは、優秀な技術者集団にある。IT系資格のみならず、金融、産業・流通、医療など顧客業務の理解を深める業務系資格の取得を積極的に推進している。2024年3月末現在、IT系資格と業務系資格の保有者数は延べ2,379人(内訳はIT系資格保有者数:2,099人、業務系資格保有者数:280人)であり、1人当たりの平均資格保有数は4.08種であった。2021年3月末と比べ、延べ資格保有者数は40.9%増、1人当たりの平均資格保有数は0.94種増加した。
業務系資格の取得を積極的に推進することにより、同社のエンジニアが顧客と同じ視点からシステムインテグレーション・サービスを提供できるため、結果として顧客満足度の向上、強固な信頼関係構築の原動力となっている。
(2) 新入社員教育
同社は、新入社員教育にも力を入れている。入社前研修として基本情報処理試験対策のe-ラーニングのほか、入社後3ヶ月で社会人導入研修と基礎技術教育を実施する。新入社員は、この研修期間中に、プログラム開発の基本的な知識や、プログラミング言語、システム設計について学ぶ。カリキュラムには、Javaプログラミング入門、Javaプログラミング基礎、Javaプログラミング応用(DBアクセス編)、Javaアプリケーション開発基礎、JavaDBアクセスアプリ開発入門、Webアプリケーション開発基礎、Webアプリケーション構築演習、成果発表会がある。単にプログラムが組めるようになるだけでなく、プログラミングとデータベースについて、新人教育期間中に2つのベンダ資格にチャレンジするレベルの高い教育である。「ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c」の合格率は100%を達成した。新入社員研修にはコア協力会社社員の参加も認めており、2023年は自社の30人を含む総勢50人の研修を行っている。新入社員研修後は、配属先でのOJT教育に移行し、先輩社員がトレーナーとなりサポートする。
採用にあたっては、文系/理系、学部卒/院卒を問わない。2024年4月入社の男女比は、1:1と同数だった。2023年度に育児休暇からの復職率が100%を実現するなど、女性が活躍できる現場を目指している。また、新卒の文系理系比では、文系が65%、理系が35%と文系の方が多い。社員の年齢構成は、20歳代が31.9%、30歳代が22.6%、40歳代が28.0%、50歳以上が17.5%と、20歳代と30歳代で半数を占める。教育制度が充実しているため、「論理的思考能力」と「学ぶ意欲」「IT業界、SEへの熱意」を重視し、制度を積極的に利用して成長したいという向上心のある人物を採用するようにしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
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■ランドコンピュータ<3924>の事業概要
4. IT系資格及び業務系資格
(1) 資格保有者数
同社の強みは、優秀な技術者集団にある。IT系資格のみならず、金融、産業・流通、医療など顧客業務の理解を深める業務系資格の取得を積極的に推進している。2024年3月末現在、IT系資格と業務系資格の保有者数は延べ2,379人(内訳はIT系資格保有者数:2,099人、業務系資格保有者数:280人)であり、1人当たりの平均資格保有数は4.08種であった。2021年3月末と比べ、延べ資格保有者数は40.9%増、1人当たりの平均資格保有数は0.94種増加した。
業務系資格の取得を積極的に推進することにより、同社のエンジニアが顧客と同じ視点からシステムインテグレーション・サービスを提供できるため、結果として顧客満足度の向上、強固な信頼関係構築の原動力となっている。
(2) 新入社員教育
同社は、新入社員教育にも力を入れている。入社前研修として基本情報処理試験対策のe-ラーニングのほか、入社後3ヶ月で社会人導入研修と基礎技術教育を実施する。新入社員は、この研修期間中に、プログラム開発の基本的な知識や、プログラミング言語、システム設計について学ぶ。カリキュラムには、Javaプログラミング入門、Javaプログラミング基礎、Javaプログラミング応用(DBアクセス編)、Javaアプリケーション開発基礎、JavaDBアクセスアプリ開発入門、Webアプリケーション開発基礎、Webアプリケーション構築演習、成果発表会がある。単にプログラムが組めるようになるだけでなく、プログラミングとデータベースについて、新人教育期間中に2つのベンダ資格にチャレンジするレベルの高い教育である。「ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c」の合格率は100%を達成した。新入社員研修にはコア協力会社社員の参加も認めており、2023年は自社の30人を含む総勢50人の研修を行っている。新入社員研修後は、配属先でのOJT教育に移行し、先輩社員がトレーナーとなりサポートする。
採用にあたっては、文系/理系、学部卒/院卒を問わない。2024年4月入社の男女比は、1:1と同数だった。2023年度に育児休暇からの復職率が100%を実現するなど、女性が活躍できる現場を目指している。また、新卒の文系理系比では、文系が65%、理系が35%と文系の方が多い。社員の年齢構成は、20歳代が31.9%、30歳代が22.6%、40歳代が28.0%、50歳以上が17.5%と、20歳代と30歳代で半数を占める。教育制度が充実しているため、「論理的思考能力」と「学ぶ意欲」「IT業界、SEへの熱意」を重視し、制度を積極的に利用して成長したいという向上心のある人物を採用するようにしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
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