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*11:17JST アサンテ：白蟻防除のトップ企業、JA(農協)との広域に亘る提携に強み
アサンテ<6073>は、白蟻防除（白蟻の発生予防と駆除）、湿気対策（腐朽・カビ・白蟻の発生予防）、地震対策（基礎コンクリートの補修・木材接合部の補強）を主要業務としており、維持管理（断熱材設置、リフォーム・新築等工事、耐震工事）、エコ対策（太陽光発電システムの施工）、害虫防除（ゴキブリ・ダニ・トコジラミ・ハチ等害虫の予防・駆除）、害獣防除（ネズミ・ハト等害獣の予防・駆除）、衛生対策（病院施設等の殺菌消毒等）もてがけている。白蟻防除売上高の同社業界シェアは約12％（業界486億円、同社57億円）で業界1位（矢野経済研究所のデータを基に同社にて算出）。業界上位企業(白蟻防除+湿気対策)の業界上位10社売上高は292億円、上位10社内シェアは約30%であり、競争優位性と資金力を活かした戦略推進によるシェア拡大余地のあるマーケットであると同社では認識している。同社では28都道府県・82拠点で事業を展開、JA(農協)との広域に亘る提携も強みとなる。

2025年3月期第2四半期累計の売上高は前年同期比3.0%増の7,848百万円、営業利益は同32.6%増の1,152百万円となった。白蟻防除売上高のシェア拡大や、地震対策の販売強化が寄与した。また、広告宣伝高度化の成果が表れはじめ申込獲得数が増加していることに加え、2024年４月に企業提携推進部署を新設して提携先数も増加している。新たなＪＡとの提携も進んでいる。通期予想は売上高で前期比4.2%増の14,270百万円、営業利益で同50.0%増の1,420百万円が見込まれている。11月までの月次売上高累計は、前年同期比1.7%増で推移している。

2026年度を最終年度とする中期経営計画（ローリング方式）は、売上高で15,500百万円、営業利益で1,860百万円、中長期的にはROE目標10％以上（前期は4.6%）を目指す。また、株主還元は健全な財務基盤を背景として配当の基本方針「安定的な配当の維持」に則り配当を維持することとしており、今期の配当予想は1株あたり前期比変わらずの62円（配当利回は2025年1月21日終値で3.77%）となっている。




＜NH＞